3月14日に、AQUOS sense7(SIMフリー版・SH-M24)にAndroid 13へのバージョンアップを含むアップデートの配信が始まりました。先代モデルの AQUOS sense6 では昨年末までにAndroid 13の提供が始まっていて、おそらく内部的にはあまり変わらないAQUOS sense7も、遠からずバージョンアップされるのでは?と思っていました。ほぼ想定どおりです。
なお、3月19日現在でバージョンアップが可能なAQUOS sense7は、SIMフリー版と楽天モバイル版のみ。他のキャリア向けモデルはもう少し待つことになるようです。このあたりのスピード感にも期待してSIMフリー版を選んでいる私としては、実にウレシイ展開ではあります。
最初に気付いたのは、ステータスバーの通知に届いたシステムアップデートの案内でした。開いて内容を見ると、「OSアップデート」の文字が。もっとも、こう書いてあっても実際には単なる不具合修正だった…なんて可能性もありますから、ドキュメント上のリンクを開いて内容を確認しました。確かに、Android 13へのバージョンアップです。
ダウンロードサイズは1.23 GBと、かなりの大容量になります。「ダウンロードしてインストール」のボタンをクリックすると、従量制の回線(SIMでも、Wi-Fiでも)に接続している状態だと警告が出る仕掛けになっているのは良心的です。ただ、この警告は自宅のWi-Fiアクセスポイントにつないでいる状態でも表示されていて、自動的な判別にも限界はあるようです。最終的には、自分で判断しましょう。
ダウンロードからインストールまでの作業は、10分ほどで完了しました。ただ、その後の「デバイスの最適化」とされている作業が非常に長く、1時間以上を要しました。ただ、これはバックグラウンドで行うことが可能で、再起動を行うまでは、普通に他のことに使えるようになっています。昔は再起動直後に延々と待たされたモノですが(汗)。
再起動の後にもしばらくの間「システムアップデートの完了中」という通知が表示されますが、これはすぐに完了し、無事Android 13へのバージョンアップは完了しました。
Android 13で使い始めてからまだ日が浅いのですが、正直なところバージョンアップしたんだ!という実感には乏しいですね。ランチャー画面は何が変わったのかわかりません。…まあ、これはAndroidというよりはシャープがAQUOS向けの標準ランチャーを変にイジらなかったからだと思うのですが。
とりあえず、すぐに気がついたのは通知エリアに表示されるメディアプレーヤーが、背景全体に画像を配した新デザインになっていることです。表示される情報や操作できる内容はこれまでと変わっていないのですが、カッコ良くはなった気がします。
あとは、通知エリアの表示からさらに一段下にスワイプすると表示される「クイック設定」メニューに、電卓やQRコードリーダーへのショートカットを置けるようになったのも変更点です。私は両方ともよく使う機能なので、これは助かります。
Googleが主に開発者向けに公開しているAndroid 13の機能と変更点のリストを見ると、外見だけでは簡単にはわからない、内部の変更が多岐にわたっていることが読み取れます。Android 12のときに新デザインを導入していますし、見た目があまりにもコロコロ変わってしまうと、使う方も苦労しますから、今回はデザイン変更は穏当なところに抑えたのでしょう。内部は最新の規格や技術への対応も、パフォーマンス向上も図られていますし、常に改善していただいているのは良いことだと思います。
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