スマートフォンの更新に合わせて、メインの通信回線をOCNモバイルONEに乗り換えてから、半年近くが経ちます。とりあえず、不満らしいモノは全然思いつきません。何より、Amazon Music Unlimitedのストリーミングがハイレゾ音質で使い放題。文句などあろうはずがありません…何だかイチローの引退会見みたいな言い回しですが。
乗り換え先選びの時にも紹介しましたが、OCNモバイルONEは、NTTレゾナントという会社が提供している、NTTドコモ回線を使ったMVNO(仮想移動体通信事業者)のサービスです。NTTレゾナント自身がNTTドコモの子会社で、インターネットプロバイダーのOCNやWebポータルのgooなど、主に個人向けのインターネット関連サービスを担当しています。
そのNTTレゾナントが、7月1日付で親会社のNTTドコモに吸収合併されることが発表されました。NTTレゾナントが提供してきたサービスは今後はNTTドコモが提供することも発表されましたが、一つ気になるのがOCNモバイルONEの扱い。NTTドコモから回線を借りて営業しているMVNOを、NTTドコモが引き継ぐ?…となると、単純なワタシでなくても「ドコモはUQ mobileやY!mobileに対抗して、OCNモバイルONEを自社のサブブランドにするつもりなのかな?」と思うはずです。
当然、記者会見ではそんな質問が飛ぶわけですが、OCNモバイルONEは合併後もMVNOとしてサービスを提供予定なのだそうです。以前、OCNモバイルONEがNTTコミュニケーションズからNTTレゾナントに移管されたときにも、サブブランド化する考えはないと回答していたようです。とはいえ、NTTドコモの井伊基之社長は「でも、変えなきゃいけない状況になったら変えますよ」とも答えていました。
普通に考えれば、7月以降の「ドコモがdocomoのMVNOを提供する」という状況は、足かせになる事態こそ想定されるものの、メリットらしき点は思い当たりません。NTTグループとしては、ついに「その時」が来た!という判断なのかも知れません。いずれ何かが変わっていくはずです。ともかく、使いながら待ちましょう。
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