この週末は、我が家の愛車・ブラックパール2世号ことステップワゴン e:HEV スパーダ(6AA-RP5・2020年式)の定期点検に出掛けてきました。新車に乗り始めてから2年半。このタイミングの点検は12ヶ月ごとの法定点検ではなく自主点検の一環という位置づけで、ホンダのディーラーでは「安心快適点検」と呼ばれています。普段からユーザー自身がしっかり点検できていれば良いのですが、今どきのややこしい構造のクルマでそんなことができる人はほんの一握りでしょうし、ココはプロにお任せするのが安心です。
これまでの総走行距離は79,540 km。月々2,000 kmを大きく超えるヘビーユースになっているわけですが、基本的には必要だから日々クルマを走らせているわけで、走りすぎ?とか気にしている場合ではありません。もちろん、たくさん走っているからこそ、日々の点検はそれだけ重要になってくるわけです。
安心快適点検では、その名のとおりクルマが安全に走り(=安心して乗ることができ)、乗員が快適に過ごせるための様々な点検が網羅的に行われます。新車購入時にセットで契約してある「定期点検パック」のなかに、エンジンオイル関係の代金が含まれているので、消耗品費も含めて基本的にその場ではおカネがかからない、という仕組みになっています。
不具合が見つかれば、その都度確認しながら交換や修理などをしてもらうことになりますが、今回は緊急で対応しなくてはならない場所はなし。あとはボディコーティングのメンテナンスをオススメされたので、数千円でやっていただけるなら…とお願いしておきました。
ただ、今回の支払いはそれだけでは収まりませんでした。実は、定期点検パックを契約してあったのは「最初の車検前」まで。今回が2年半経過時の点検ということは、半年後には初めての車検を受けることになるわけで、今回の点検で前払い分を全て使い切ったことになります。
「定期点検パックを延長しますか?」と聞かれたので、その場で2年分の延長をお願いしました。車検とその後の安心快適点検→12ヶ月(48ヶ月)法定点検→安心快適点検の計4回分で税込88,000 円。その都度払うより約20%の割引相当になります。
最初に定期点検パックを「車検前まで」にしておいたのは、車検を通さずに車を下取りに出して乗り換えてしまう…という選択を留保する意味合いがありました。これを行うためには、乗り換え先の魅力的なクルマが必要になるわけで、ブラックパール2世号購入当時は、まだその姿が明らかになっていなかった「6代目ステップワゴン」が念頭にありました。
しかし、6代目はリヤゲートが「わくわく」しない仕様で登場したこともあり、現在のところ乗り換え候補としては考えられません。「7代目」が出てくるのははるか先でしょうし、当面はブラックパール2世号に乗り続ける腹づもりを決めました。
走行距離を考えると、5年経過時に残価設定クレジットの所定の手続きでクルマをお返しする選択はあり得ないでしょう。その後も、トコトン乗り続ける…ということになりそうな気がします。それならなおさら定期点検は重要ですよね。
今回の点検では、車検後も乗り続けるクルマのために、そろそろ交換しておかなくてはならない消耗品が2つ示されました。一つは以前からたびたび話題に上がっていたタイヤ。溝の深さは3.0 mmにまで削れ、そろそろスリップサインが近づいてきていますが、それ以上に角の部分が摩耗して表面とは違う色のゴムが見えてきているのが気になります。さすがにそろそろ交換しなくてはなりません。
そもそも、新車装着タイヤで8万キロ近くまで引っ張るつもりはありませんでした。しかし、距離を重ねてもなかなか摩耗が進まず、使える間は使い続けよう…ということでここまで来ました。むしろよくぞ持ったものだ…とビックリしています。
ディーラーからは、ダンロップのエナセーブ RV505をオススメされました。整備士さんが「近々ダンロップのセールをやるのでコレを」と言っていましたが、実際にミニバン用のタイヤとして売れ筋の商品の一つです。「ふらつき」防止性能がセールスポイントですね。さすがに通販価格には及びませんが、近隣カー用品店での取り付け料込み価格とは結構イイ勝負の見積をしていただきました。
ただ、タイヤについては(おそらく他の商品と同様に利益度外視で)常時市価よりもかなり安く販売しているコストコの状況を確認しておきたいところです。以前から気に留めてはいましたが、改めて本気の見積をもらいに行ってきましょう。
もうひとつ、そろそろ交換した方が…という話になったのが「ミッションオイル」。これについては、最初に整備士さんが「オートマのミッションオイル」という表現をしたので、理解にちょっと時間がかかりました。
e:HEVは基本的にモーター駆動かエンジン直結駆動で、間に「変速機」なんて付いていないのでは?と思ったわけですが、エンジンと2つのモーター、そして車軸の間で駆動力をどう配分するかは、常時緻密にコントロールされています。このための動力伝達機構のことなんですね。そこに油圧が介在していても不思議はありません。でも、アクセルの踏み込みに対する出足のレスポンスを見ると、全然油圧っぽくないんだけどなぁ…。
ただし、このミッションオイルは従来の変速機用の動作油よりはずっと長持ちするようです。e:HEVの消耗品には純内燃機関車よりも長持ちするものが多いのですが、この部分は常時めまぐるしく仕事をしていそうな気がするので、ちょっと不思議です。まあ、お値段もタイヤよりはずいぶん安く済むので、こちらはまた改めて交換をお願いするつもりです。
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