3回に分けて、ワタシにフィットするかもしれない乗り換え先の通信回線について考えてきました。基本的には、既存の4回線のSIMをどう切り替えていくのか?ということで考えてきたのですが、そこに留まらず我が家全体の最適化を図ろうとすると、別の選択肢も考えられます。
最初に整理したとおり、データを大量消費している音楽再生の大部分は、ドライブ中のBGMとして使われているものです。となると、考慮しておくべき選択肢が、車内をWi-Fiスポット化してしまうこと。以前も紹介した、車載用Wi-Fiルーター・DCT-WR100D+Docomo in Car Connectで「クルマならWi-Fi使い放題」の環境を作る方法は、今でも魅力的な選択肢のひとつです。
DCT-WR100Dに搭載しているWANはNTTドコモのLTE。Amazon Music Unlimitedの音源程度なら、十分余裕を持ってストリーミングできるでしょうし、動画配信の再生もおそらく大丈夫でしょう。さらに、ワタシや妻のスマホのそれ以外の通信も全てWi-Fiにオフロードできますから、かなり通信量を減らす(=通信費を減らす)ことができそうです。
さらには、現在使用中の純正ナビで地図更新が終了してしまった後、型落ちのiPhoneをどこかから手に入れてきて、CarPlayで常に最新の地図を使えるようにする…ということが、このWi-Fi経由で実現できます。もっとも、iPhoneの価格が年々上がっている現状で、新しいサードパーティーのナビシステムに入れ替えるのとどっちが安価?という話は出てきそうですけどね。
Docomo in Car Connectの料金プランはいくつかありますが、常時使用を前提とするなら、365 日分で13,200 円(税込、以下同様)ということになります。月々1,100 円相当で最大150 Mbps(DCT-WR100Dの仕様)のLTEが使い放題…ということになり、これだけ見ればかなり安価です。
しかし、契約するためには専用端末のDCT-WR100Dを約2万円で購入しなくてはなりませんし、2年ごとにSIMカードの有効期限が切れるので、購入して更新(5,500 円)も必要なのだとか。2年使い切りが前提なら、月々約2千円相当。その後継続使用するならもう少し安くなりますが、いずれにしても、ライフサイクルコストとして考えると実は意外に安くなりません。LTEのサービスがあと何年続くのか?など、いろいろな要素を考慮しなくてはなりませんけどね。
あとは、クルマが常に「つながりっぱなし」になることによる、新たな価値の創出をどう評価するか?というところになってきます。YouTubeやAmazon Prime Videoなどを観まくったり、CarPlayをベッタリと使い倒したりする使い方になると、なかなか面白そうです。
この案を採用した場合、スマートフォンの主回線は通信量をかなりスリム化したもので済むと思っています。例えばIIJmioのギガプラン5GBコースなら990 円ですし、なかなかイイ候補になりそうです。
乗り換えキャンペーンで、端末を大幅値引きで提供してくれるところも結構ありますから、この際なので予備機として何か1台もらってしまうのもイイかも知れません。せっかくならカーナビ用にiPhoneが欲しいのですが、これはなかなか値引きしてもらえないからなぁ…。
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