もうすぐ10月が終わります。季節は秋から冬へと移り変わるところで、ちょうど現在は秋の土用の真っ最中。相変わらず日中は暑い日もあるくらいですが、朝晩はずいぶん冷え込むようになってきました。11月8日の立冬頃には、薪ストーブにも火が入るのでしょうね。
昨日・28日は土用の間日ということで、庭の芝刈りをすることにしました。実は、先週末の21日には芝刈りに備えて大きな草を引っこ抜いておいたのですが、この日は土用の入りで、本来なら草取りはNG。本格的に冬になる前に、早く片付けてしまわなくては…との一心で、暦のことはすっかり忘れていました。夏にはカレンダーを去年のと間違えるし、どうも最近たるんでいます(涙)。
このときも、土用に地の神様を騒がせてしまったことに気付いた翌朝、塩を片手に詫びを入れるため庭を回ったのですが、妻がその日から体調を崩してしまい、市の夜間救急室に連れて行くなど、この1週間はなかなかタイヘンでした。何もそんなに回りくどい方法で私を虐めなくても、直接私を苦しめてくれた方がまだマシなのになぁ…と思います。彼女には罪はない。
母屋北側にもずいぶん草が生えてきていたので、草取りをしました。下に砂利だけでなく防草シートを敷いてあるおかげか、びっしりと草に埋められてしまわずに済んでいるようです。根を張りにくくなっているのか、引っこ抜くのもそれほど苦にはなりません。一直線に並んでいるのは面白いですね。おそらく、屋根から水がしたたり落ちているラインと関係があります。
西側で実生から育てているシマトネリコは、私と背比べをするくらいまで伸びてきて、幹も約2 cmまで太ってきました。支柱として残してあったユーカリの幹を切り落としましたが、しっかりと自立できるようになっています。冬場はからっ風にあおられる場所ですが、丈夫に成長してほしいものです。
庭の手入れは、この家に引っ越してきてから11年間、私の週末の密かな(でもないか)楽しみのひとつになっています。ホントに何も無かったところから、外周の柵以外ほとんど全てのモノは私がDIYで作ってきました。しかし、ここ数年、庭の倉庫を建てた少し後くらいからは、「いつまで続けられるのだろう?」という思いが年ごとに強くなってきています。
以前と比べると、十分な手入れができなくなっている自覚があります。芝生や花壇も、雑草がボウボウだったり、植えた花がその下に埋もれてしまったりする場面が増えています。わかっているならやればいいじゃないか!ということなのですが、これがだんだん簡単ではなくなってきています。体力が無くなってきたのか、以前のようにまだ暗いうちから起き出して庭仕事…なんてことが、なかなかできなくなってきました。
以前から腰は痛めていますが、この夏あたりからは五十肩で左腕が水平より上に上がりません。庭の草刈りどころか、薪割りにまで支障が出ています。いつもの整形外科さんにリハビリに出掛けていますが、ドSな先生からは「五十肩は時間かかるよ」とあまり嬉しくない予告をされています。あまり長引くと、薪ストーブの運用にまで問題が出かねないのですが、ともかく頑張って治さないと。家族を凍えさせるわけにはいきません。いわゆる五十肩は「肩関節周囲炎」だそうで、骨には異常が全く無いのが救いではあります。
そして、もうひとつ問題だと思っているのはおカネの話。築10年を超えて、我が家もそこかしこにガタが出始めているのですが、これらをメンテナンスしていくには相応の費用が掛かります。私がカラダを動かして何とかなる話ならまだ良いのですが、モノを買わなくては片付かない件もいろいろあります。例えばエコキュートあたりも、そろそろいつ壊れてもおかしくないんだよなぁ…。
ただ、年々生活が苦しくなっていく中で、それを捻出していくのは相当タイヘンな状況。家を持ち続けることは、思っていた以上におカネがかかります。それなら、いっそのこと手放してしまった方が楽なのでは?と考えることもあります。借家なら、メンテナンスは大家さんの領分ですからね。もちろん、そのための費用は家賃や共益費などとしてお支払いしていくわけですが。
我が家の次世代は娘ひとり。彼女の将来がどう転ぶかはまだ全くわかりませんが、普通に考えれば、彼女が我が家を引き継いでそのまま住み続ける…という展開になる可能性は高くありません。そうなると、今すぐではないとしても、いずれは自分たちが住んでいる家をどう処分するべきか考えなくてはなりません。
家を持ったまま自分がいなくなったり、身体が動かなくなったりすると、その処分のために多くの方々に迷惑が掛かります。買ったときには「何十年間もお金を払い続けるんだなぁ」と感じたわけですが、むしろそこまで住み続けないことを前提にした計画が必要そうです。アタマとココロがくたびれてからでは遅すぎます。案外、10年後とかにはココに住んでいない可能性の方が高いのかも。
ともかく、今はこの家に住んでいるのだから、キレイにしておきたいものです。庭仕事はいつも「これが最後になるかも」という気持ちで、自分たちで育てた庭をできる限り丁寧に手入れしています。ひとまずは、それが大事かな。
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