別に終活というわけでもないのですが、現在、我が家での様々な出費について見直しをしているところです。生活が苦しい、苦しいと言っているばかりでは何も変わりません。簡単に収入を増やすわけにも行かない中で、やってできることには取り組んでいきたいわけです。
そんな中で、ひとつやり玉に挙がったのが固定電話。我が家には、新築した当時から、自宅用と店舗用の2台の電話機が設置されています。店の方には、FAX複合機も置いています。フレッツ光の回線で提供されるIP電話である「ひかり電話」として設置したものです。
自宅用と店舗用で、電話番号は別のものを持っていますが、回線としては1回線。追加番号サービス「マイナンバー」(なんか妙に引っかかる名前ですが)で用意した番号です。ちゃんと電話番号別に電話の鳴らし分けはできるようになっていますが、どちらかの番号に着信して通話している間は、もう片方の番号に電話をかけても話し中になります。
家を建てた当時、既に家族はそれぞれ携帯電話を持っていましたから、自宅の固定電話は無くても済んだのかも知れません。しかし、さすがにまだそこまで思い切った選択もできず、固定電話も設置することにしました。とはいえ、実際にはほとんど固定電話は使われることは無く、発信はほぼゼロ。着信もほとんどは迷惑なセールスという現状で、全然存在意義がありません。
実は、店舗の電話も状況はほとんど同じ。この電話を使っているのは、ときどき飛び込んでくる歓迎できない営業電話と、これまたときどき入ってくるダイレクトメール的FAXくらいです。昔は、ごくたまに「お店はどこにありますか?」なんて電話もあったようですが、今はSNSのダイレクトメッセージの方が普通のようです。Google Mapsやカーナビにも、ウチの店はちゃんと載るようになりましたしね。
こんな調子では、固定電話を維持していても費用が掛かるばかりで面白くありません。この際、ひかり電話の契約は解除して、固定電話からは完全にバイバイすることにしました。
フレッツ光の契約自体は維持した上で、ひかり電話だけを解約することは可能ですが、手続きは電話のみとなっています。オペレーターにつながると、生年月日や住所等で本人確認が行われた後、「いつ電話を止めるか」「停止後の音声メッセージ(おかけになった電話は、現在使われておりません…というアレですね)はどうするか」など淡々と確認されて、手続きはあっさり終了します。「どうして解約するんですか?」など聞かれるかと思っていたのですが、そんなやりとりは全くなくて、逆にビックリしました。同じような動きは、結構多いのかも知れませんね。
実際、周りにも「電話はスマホだけ」という人がずいぶん増えてきました。それどころか、電話番号は知らないけれどLINEやMessengerで連絡している…という人も多くなっています。そういう時代か。
電話はすぐにでも止めることができたのですが、今回は月末までは使うことにしました。固定電話を廃止することを各方面に伝えなくては…ということだったのですが、考えてみるとそれほど伝える先は多くありません。本当に必要なところには、既に携帯電話の番号も伝えていることが多いですからね。
店のホームページにはお知らせを載せた上で、運用中の各種SNSのアカウントを案内する形を取りました。実際、これで問題ないでしょう。むしろ、両番号とも迷惑な連絡がほとんどになっていた固定電話のしがらみを絶ちきれるのは、とてもウレシイことです。千数百円だけですが、月々の利用料も安くなりますし。
ただ、フレッツ光の回線は維持したままでひかり電話のみを解約したことは、インターネット接続の側にも思わぬ問題を呼んでしまったのですが…このあたりの話は結構面倒なので、また改めてご紹介します。
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