我が家の愛車・ブラックパール2世号ことステップワゴン e:HEV スパーダは、来月に初めての車検を迎えます。既に走行距離は90,000 kmを超えていて、誰がどう見ても超ヘビーユースの部類に入ると思います。どうしてこんなになってしまったのか、自分でもよくわからないのですが、思い当たる節はいくつもあります。まあ、必要で乗っているわけですから仕方ありません。
さすがにこれだけの距離を走っていると、新車から3年も経たないとはいえ、そこかしこにガタが来るはずだと思うのですが、それはビックリするくらい感じられません。半年ごとの定期点検を欠かさず受けているおかげか、相変わらず絶好調。燃費も17 km/L前後のレベルをキープしています。そもそも1台のクルマをこれだけ長い距離走らせた経験が無いのですが、結構ちゃんと働いてくれるものですね。
とはいえ、如実に消耗を感じる部分もあります。それがタイヤ。これまでのクルマよりタイヤが減らないなぁ…とは思っていましたが、まさか新車装着タイヤのままでここまで来るとは思っていませんでしたね。とはいえ、さすがに限界は近づいてきていました。
前回の定期点検後から、交換しなくてはならないとは思っていて、いろいろ情報は集めていたところなのですが、どうしても確認しておきたかったコストコタイヤセンターに、なかなか足を運べませんでした。コストコには月に数回給油に出掛けてはいるのですが、ちょうど他の予定もあって忙しいときばかり。なかなかゆっくり倉庫店に立ち寄る機会がありませんでした。
コストコのWebサイトにはオンラインショップがあり、タイヤについても、倉庫店のタイヤセンターでの装着をWebから予約できるようになりました。ただ、オンラインでの予約はタイヤの銘柄をあまり多く選べません。しかも、ほとんどが在庫切れの状態になっています。
ただ、この「在庫切れ」はメーカー在庫を示しているらしく、各倉庫店に在庫がある場合もあるので直接問い合わせてみてほしい、とも書かれています。それなら、実際に店頭に行って話を聞いてきた方がいいなぁ…と思いながらも、どんどん日が延びていきました。
そうこうしているうちに、タイヤの方は末期的な状況になってきました。この期に及んでまだスリップサインがひとつも出ていないのは驚くべきことだと思うのですが、それよりもマズいのは、前輪の一部でタイヤ内部のスチール線(トレッド面に巻いてある「ベルト」と呼ばれるものですが)らしきものが見え始めているのを見つけたこと。これはもう使ってはダメなレベルです。
車検の期日も近づいていますし、さすがにもう待ったなし!ということで、何とか時間を作り、夜のコストコ浜松倉庫店に出掛けてきました。タイヤサイズと車種を伝えて、在庫品の見積をお願いすると、ミシュラン・PRIMACY 4+(ぷらいましー・ふぉー・ぷらす)と横浜ゴム・BluEarth-RV RV03(ぶるーあーす・あーるぶい・あーるぶいぜろすりー)、2種類の見積が「在庫アリ」として出てきました。相変わらず、コストコとしてはこの2社が推しのようです。
PRIMACY 4+は、先代ブラックパール号にも履かせていたことがあるPRIMACY 4の改良版で、「プレミアムコンフォート」を名乗る、幅広い車種で快適に乗れる性能を追求したタイヤ。BluEarth-RV RV03は背が高くて重いミニバンの特性を考慮して設計された「ミニバン専用タイヤ」で、PRIMACY 4+よりはややお値打ちになります。
もともと先代ブラックパール号でのPRIMACY 4の印象が非常に良かったので、コストコで買うならミシュランは第一候補だと思っていました。ちょうど12月10日までキャンペーン中で、4本あたり4,600 円割り引かれる上に、8,400 円のプリペイドカードでの還元もありますから、実質7万円台中盤でPRIMACY 4+が履けることになります。それでも、4年前からすると、今回の方がタイヤが小さいのにほぼ同価格という状況で、値上がりしたんだなぁ…とは思うわけですが。
他店なら有料オプションとなる窒素ガス充填等も含めて、その後のメンテナンスまでほぼ全てが無料になることも合わせれば、コストコでのタイヤ購入は相当お得になります。その場でPRIMACY 4+への交換を決めて、作業日を予約しました。年間3万キロを乗るようなクルマですから、ここは最良と思う選択をしておきたいところです。特に、タイヤは命を預けるクルマと路面をつなぐ、唯一のインターフェースですから。
交換当日は、タイヤセンター前の駐車場にクルマを止めて、前回と同様に倉庫店で買い物をしながらタイヤ装着を待ちました。予約するときに買い物をして帰ってしまったので、実は当日買っていくモノはあまりなかったのですが、それでも売られているものを見るだけで楽しめます。今はブラックフライデーのセール中ですね。そんなことを言いながら、実際に買って帰ったのはパンとか卵とか、日々の生活必需品だったりするのですが。
新しいタイヤは、真っ黒なサイドウォールを見ているだけでも気持ちいいものです。そして、ちょっと転がすだけでも違いはハッキリわかります。とにかく、車内が静かなのが印象的。オーディオを止めれば、回生ブレーキでモーターが「ひゅいーん」と回る音を感じられます。また、アクセルに対する反応が軽快で、まるで車重が軽くなったように感じます。前へ前へ、ハンドルを回したとおりにその方向に向かっていく感覚が気持ちいいですね。
ただ、快適になったと感じる理由が、必ずしもPRIMACY 4+の特性ということではなく、単によれよれのタイヤから新品のタイヤに履き替えたから…ということかもしれないのが、なんとも表現に困るところです。巷のYouTuberさんたちのように、新品のタイヤを何組も用意してその場で交換しながら走ってみるようなことができれば、ちゃんとした比較になるんですけどね。私もこれでメシを食ってるわけではないので、仕方ないところではあります。
ただ、測れるところ、比べられるところには着目して、新しいタイヤのレポートは何かしらしてみたいな、と思っています。とりあえず、またきちんと燃費の計算を始めてみましょう。省燃費性能も、PRIMACY 4+のアピールポイントのひとつですからね。
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