気が付けば2月ももう終わりです。この時期になると、確定申告で大忙しという方もいらっしゃるでしょう。妻は現在自分の店はちょっと休業中なのですが、他にも収入はあるので、確定申告が必要になります。それでも、e-Taxで電子申請できるようになって、ずいぶん楽になったのではないかな?と思います。
私の方も、ふるさと納税の控除を受けるために確定申告をしようと思っていたわけですが、今年はもうひとつ、医療費控除も受けられるのでは?という期待がありました。去年は相変わらずほぼ月イチで内科のクリニックを定期的に受診し、1~2週間に一度は整形外科に五十肩のリハビリに出掛け、おまけに歯の詰め物が取れてしまい歯科のお世話にもなりました。年末にはインフルエンザに感染してゾフルーザを処方してもらうおまけ付き。これだけいろいろ病院のお世話になっていれば、10万円くらい払っているのでは?と思ったのですが…。
自分の医療費がどのくらいかかっているのかは、病院の領収書を保管しておけば当然自分でもわかるのですが、保険診療に関していえば、2月になると職場からも前年の健康保険の支払いの通知が届くのでコレで確認できます。ただし、集計されているのは11月から10月までの金額なので、どちらにしても確定申告用には自分で領収書を引っ張り出して調べなくてはなりません。
それよりも、マイナポータルで確認するのがいちばん確実です。こちらは、健康保険の利用履歴を随時確認できるのですが、2月になると、前年1月から12月までの医療費が集計され、結果をe-Taxにそのまま登録できるようにデータが用意されます。
私の新しいスマートフォン・Pixel 8は、マイナンバーカードの読み取り、電子証明書のダウンロードの両方に対応していますから、マイナポータルの利用もスムーズです。これで去年の自分の医療費を確認してみたところ、9万円をちょっと超えるくらいであることがわかりました。残念ながら、わずかに足りません。
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ちなみに、物理カードを読み取るNFCのインターフェースは、カメラバーの下に沿わせるようにカードを当てるとちょうど良い位置にありますが、結構感度が高く、密着させなくても近づけるだけで読み込めるようです。改札を通るとき(クレジットカードのタッチ決済にも同じNFCを使います)などはその方が使い勝手が良さそうですが、マイナンバーカードのようなサービスの場合は、もうちょっとじっくり、慎重に読んでくれた方が安心な気がします。
去年はここであきらめたのですが、今年は簡単には引き下がりません。妻に聞いてみたら、彼女の医療費は3万円ほどのようです。ふたり分を合計すれば、10万円は確実に超えます。医療費控除は、家族の分をひとまとめにして申請することができるので、今年はコレをe-Taxでやってみることにしました。
去年の確定申告の時にも調べてあったのですが、マイナポータルには、自分以外の情報を代わりに取得できる「代理者」の設定があります。データを使う「代理者」、使わせる「委任者」の双方がマイナンバーカードの認証を受けることで、紐付けが完了します。
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代理者がマイナンバーカード(物理カード)でログインすると、同じ端末上で委任者のマイナンバーカードを認証させるか、委任者の端末のマイナポータルからQRコードを読むか…という方法が選べます。スマホ内蔵の電子証明書でマイナポータルにログオンしたときには、QRコードを用いる方法しか使えません。
どちらの方法でも、委任者の認証が完了したら、あとはどんな作業を委任してもらうかを選べば設定は完了です。ずいぶんいろいろな作業が委任できるようになっていますが、今回の場合は「外部サイトへの医療費通知情報提供サービス」の委任だけを受ければOKです。
あとはe-Taxサイトに行って確定申告の作業を始めれば、マイナポータル連携で家族のデータも利用できるようになる…わけですが、今年のe-Taxでは、コレとは全然別の意味でモヤッとする出来事に遭遇しました。次回は、その話かな。
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