Weekend SSK in スペシャルT&T(1)

祝・レッツノート10周年

「レッツノートのある暮らし」の第1回の記事でも触れていますが、最初の「レッツノート」・AL-N1が世に出たのが1996年の6月。今年・2006年は、レッツノート誕生からちょうど10周年の記念するべき年…ということになります。この間ずっとレッツノートに注目し続けてきた私。気が付けば、オーナー歴だけでももう9年目に突入しています。

最初の頃は、私がレッツノートを使っていても、周囲の人たちには「パナソニックがノートパソコンなんて作ってるの?」と言われてばかりでしたが、今やレッツノートと言えばモバイルPCの代表格。店頭販売ではこのクラスの半数を超えるシェアを占めている…という調査報告もあります。友人たちにレッツノートを勧めたときの反応も「何、それ?」から「なるほど」に、さらには「ああ、やっぱりアレだよね」に変わってきました。「持ち運んで使うパソコン」に絞った、一本筋の通った進化が、実績を積んで評価されてきたんですよね。

東京駅・新幹線南のりかえ口前のレッツノート広告

東京駅で東海道新幹線を降りると、在来線への南のりかえ口を出てすぐの階段の上に、レッツノートの巨大な広告があるのが目に付きます。これを見るたびに、レッツノートのたどってきた10年間の道のりに思いを馳せます。初めてこの広告を見たとき、「レッツノートも出世したなぁ」と嬉しくて涙が出てきそうになったのを思い出しますね。

自前の方がお得

10周年記念…ということで、松下電器ではいろいろなキャンペーンを展開しています。まあ、多くのキャンペーンは従来から行われているものなんですけどね。購入前に登録をしておくと賞品が当たる「レッツ!モバイル宣言」、ユーザーの声を直に聞いてもらえる「グループインタビュー」、ネット直販の「マイレッツ倶楽部」限定のカラー天板なども含めて、レッツノートに直に触れることができる「タッチ&トライ」などがあります。

その中で、10周年ならではの特別企画の一つに、「スペシャルT&T(たっちあんどとらい)イベント」と冠されたものがあります。その名の通り、「タッチ&トライ」イベントのスペシャル版。特別な展示品やステージでのデモンストレーションも用意されていました。

パナソニックセンター東京

会場のパナソニックセンター東京は有明にあります。WPC TOKYO 2006が行われた東京ビッグサイトとは目と鼻の先。開催日程もちょうど重なっています。そんなわけで、WPC TOKYOも合わせて両方を見に行くことにしました。

もちろん、開催日程の設定は意図的なんでしょうね。WPC TOKYOには松下電器の出展はありませんでしたが、こんなに近くに自前の展示場があるなら、わざわざ場所代を支払って出展するよりも、同じ時期に企画展示をぶつけた方がずっと合理的です。

レッツノート、落とされる

本当にタフなレッツノート

会場には、通常のタッチ&トライイベントと同様に(とは言え、私は通常のタッチ&トライには行ったことがないんですが)この秋・冬モデルのレッツノートたちが並べられ、手に取り、操作してみることが出来ます。面白かったのは、隣にアクリル板に囲まれたスチール製の台があったこと。アクリル板の、台から高さ10cmと30cmのところに線が引いてあります。

10cmと30cm…というところでピンと来た方もあるかと思います。これは、レッツノートの耐落下性能の値(非動作時30cm、動作時10cm)ですよね。動作しているレッツノートを、実際にこの台に落としてくれます。10cmの高さからでも、思いの外大きな音がしてびっくりします。30cmからだと、思わず目を覆ってしまいます。

レッツノート、押しつぶされる

この「落下試験用まな板」の他にも、レッツノートのタフさをアピールする展示がありました。Webサイトなどでも有名な加圧振動試験です。100kg重の力を掛けながら振動させるこの試験は、満員電車の状況をシミュレートしたものなんですよね。下に置かれているCF-Y5は、残念ながら取り出せないようになっていました。

現在のレッツノートが、タフさを前面に押し出していることがよくわかりますね。もっとも、奥の方にあるタフブックのコーナーでは、もっと過激な試験を見ることが出来たんですが。90cmからの落下実験、防塵試験に防滴実験。写真がうまく撮れていなかったのでここではお見せできませんが、普通のパソコンならあり得ないような過酷な環境で、彼らはこともなげに働き続けます。

歴代のレッツノート

歴史と実績

AL-N1からの歴代のレッツノートの実機がずらりと並べられている、年表の展示がありました。いろいろな大きさやスタイルのものが登場してきたレッツノートシリーズですが、「モバイル」という基本線は外していないことがわかります。

これまでに私が所有していた中で、CF-R1の後継であるCF-R2がないのはともかく、CF-S21、CF-B5の実機がなかったのがちょっと残念でした。歴史の中で、存在感のない機種だとは思わないんですけどね。なかなか味のあるヤツらなんですよ。

ロビーに何故かラリー車が

レッツノートがビジネスパーソンたちの鞄に潜り込み、新幹線などで働いているのはよく見かけるようになりましたが、さらにタフさに磨きがかかった業務用ノートパソコン・タフブックは、とんでもないところで働いています。

タフブック、助手席に乗り込む

ロビーに展示されていた、WRCに参戦しているスバル・インプレッサの車内には、どこかで見覚えのある枠が付いた液晶画面が。タフブックがナビゲーターをアシストしています。

タフブックが現在働いている、変わった職場がもう一つあります。それは「CREW GUYS」。「ウルトラマンメビウス」に登場する地球防衛チームが、「GUYSタフブック」というノートパソコンを使っています。これの実機が展示されていましたが、いかにも地球防衛軍系の装飾こそ付いているものの、Panasonicロゴもちゃんと付いていて、タフブックCF-18そのもの。「加護ちゃんレッツノート」同様、幅広い層にアピールして欲しいものです。

まだまだ書きたいことがたくさんありますが、あまりに長くなりすぎてしまったので、この続きはまたページを改めて…ということにしましょう。

「Weekend SSK in スペシャルT&T」を掲載しました。ちょっと分量が多くなってしまったので、前編の(1)と後編の(2)に分けています。前回のWeekly SSKで思わせぶりにネタを振っておいたのはこれのこと。「レッツノート10周年」記念イベントの一つ、スペシャルタッチ&トライに行ってきました。WPC TOKYOよりも面白かったかも。

「タッチ&トライ」は、レッツノートに限らず、私がいろいろなものを選ぶときに大事にしている精神でもあります。カタログやWebサイトで見た写真や数値よりも、実際に見て、触れて、感じたことが最大の決め手になります。今回は、普段の店頭展示では絶対に試せない「タフさ」を実感することが出来ました。レッツノートに対する信頼感が増しましたね。


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