匠の技を見たいっ!
前回に続いて、レッツノート・スペシャルT&Tイベントのレポートをしていこうかと思います。まだ前回の記事をご覧になっていない方は、「Weekend SSK in スペシャルT&T(1)」からお読みください。
とりあえず会場のパナソニックセンター東京を後にして、東京ビッグサイトのWPC EXPOに行った私でしたが、午後になってまた会場に戻ってきました。ステージで開かれる、レッツノートの組み立て実演会を見たかったんです。
いつもは神戸工場でレッツノートを組み立てている「匠」たちの技を見ることが出来ます。私のように自分でバラしてしまう人以外にとっては、なかなか見られないレッツノートの中身が見られる貴重な企画です。もっとも、バラバラの状態から組み上げるのでは何時間もかかってしまいますから、今回見せていただいたのは完成直前の最終段階。最新モデルのCF-Y5に光学ドライブを取り付け、パームレストで蓋をして、キーボードを取り付け、上下の本体側筐体をネジで締めつける作業です。
さすがに、毎日レッツノートを組み立てているだけあって、作業の流れは実にスムーズですね。組み立て中のお話で面白かったのは、ネジを締める順番と強さがちゃんと決まっていること。まあ、機械の組み立てにおいては常識ではあるのですが、超軽量パーツの組み合わせで強度を確保しているレッツノートの場合、これを間違えると筐体が曲がってしまい、机の上に載せるとガタが出るのだとか。
完成したCF-Y5が中央の台に乗せられました。そして、ステージ袖からおもむろに出てきたのはコップ一杯の水。出来たてほやほやのCF-Y5に、この機種最大の特徴の一つである「キーボード全面防滴」のデモンストレーションをさせようというのです。そういえば、組み立て中にも「ここから水が抜けます」「防水のためにシートを貼ります」などと、かなりわかりやすい前振り(笑)がありましたね。
もちろん、キーボードの上にこぼされた水は底面の穴から綺麗に抜けて、デモンストレーションは大成功。大丈夫だとはわかっていても、水をこぼす瞬間はやっぱりドキッとしましたね。
知っていても楽しめる
こうして、スペシャルT&Tイベントを楽しんだ私。帰り道は、せっかくここまで来たんだから…と、パナソニックセンターの他の展示も見て帰りました。世界最大の103型のプラズマテレビは大迫力でしたね。自分の身長と大差ない高さがあります。他に展示されていた技術では、家庭用のいわゆる「電灯線」をデータ通信に使うPLCが目を引きました。100Mbpsを大きく超える実効速度が確保できているようです。既にある電気配線が使えるわけですから、家庭内LANにはうってつけの技術。今後の展開に注目ですね。
お土産もいただきました。これは、Webサイトの案内をプリントアウトして持参したらもらえた記念品。レッツノートのロゴ入りの、真っ青なパウダービーズのクッションです。確かにちょっとかさばりはしますが、WPC TOKYOでもパンフレットを入れる大きな紙袋をもらっていますから、持ち帰りは全然苦になりませんでしたね。
来場者アンケートに答えると、抽選会がありました。残念ながら参加賞でしたが、もらえたものはこれ。レッツノートのロゴと、天板のボンネット構造をイメージしたラインが浮き彫りになった名刺入れです。ちょっと写真では見にくいと思いますが、本体塗装より微妙に暗いメタリックシルバーの塗装も格好いいですね。大満足の参加賞でした。
本来、タッチ&トライイベントはレッツノートのファン層拡大が最大の目的ではないかと思います。しかし、既にコアなファンであると自覚している私にとっても、とても楽しめる「10周年記念祭」でした。情報として知ってはいても、直に見たり触れたりすると改めて感動を得られます。是非また何かの折に、こうしたイベントを開催して欲しいですね。楽しみにしています。
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