今年のゴールデンウィークももう終わり。皆さんは、どんな1週間を過ごしましたか?。私は、本来なら勤務予定はカレンダーの色通りなんですが、5月1日、2日に有給休暇を強引にねじ込んで、今年は見事な9連休になりました。この「有給休暇をねじ込んで」という表現も、SSK Worldでは実に良く出てくるんですが、別に休んでばかりいるわけではなく、一応普段は真面目に働いているつもりです…「嫌いじゃないけどね」とうそぶきながらではありますが(笑)。
ただ、9連休だからといっても、長期間の遠出を楽しんだわけではなく、結局は細々とした用事の積み重ねであっという間に過ぎてしまいました。最近はこんな調子でせっかくの休暇を浪費しているような気もして、ちょっと不満です。まあ、一つ一つの用事は小粒なように見えても、密度はかなり濃かったんですけどね。私の仲間たちのブログを回ると、その辺りのことがちょっとはわかるかも知れません。私からのコメントは、今はしないでおきますが。
ところで、このゴールデンウィークにはもう一つ嬉しいことがありました。一昨年の10月から、SSK World内にはいろいろな広告が掲載されているんですが、初めて広告収入が入ることが確定したんです。
連休中の4月29日に、Google AdSenseに貯まっている広告収入の残高が初めて100米ドルを超えました。この金額は、Googleからの支払い最低限度額。今後所定の手続きを取ることで、私の銀行口座に初めての広告収入が振り込まれます。1年半でようやく100ドルですから、1ヶ月当たりにすると約5.6ドル。総額でも日本円で1万円ちょっとですから、小遣いにもならない程度の金額ですが、それでもやっぱり嬉しいですね。
ところで、嬉しいよりもちょっと気になるのが税金の問題。広告収入ももちろん立派な収入ですから、これには所得税がかかるはずです。もともと給料から税金が引かれ、引きすぎになる分が年末にまとめて返ってくる…というサラリーマンの私。これまで全然所得税を意識することはなくて、毎年もらえる源泉徴収票を見て「こんなに給料もらってないよなぁ」と思う程度だったんですが、もしかすると来年は確定申告が必要なのかも。また調べておかなくてはなりませんね。
前にも話題にしているとおり、私がGoogle AdSenseなどの広告プログラムに参加しているのは、積極的に広告収入を得るためではありません。単品のアフィリエイトサービスの場合は、商品を紹介するついでにちょっとでも小遣いが入ればもうけもの…という非常に軽いノリですし、特にGoogle AdSenseの場合には、広告というよりも関連記事を紹介するコンテンツの一部としての評価をしている面があります。
もともと、GoogleはWeb検索サービスから発展してきた会社ですよね。Googleが開拓して、今や世界の主流となった「ロボット型」の検索エンジンは、世界中のWebコンテンツを力業でスキャンしてページの内容を分析し、基本的には他のページとのリンクの多さで重要度のランク付けをしているようです。研究者の世界での、学術論文は他の論文から引用されることが多いほど評価が高い…という考え方をWWWに応用したのだそうですね。
確かにGoogleの着眼点は鋭かったと思うんですが、もともと検索サービスというのは他人の作ったWebコンテンツを整理して情報を提供しているわけで、まさに他人のふんどしで相撲を取っているサービスですよね。Googleの検索サービスは、かつてのYahoo!(現在のYahoo!はGoogle式のロボット検索も併用しますからね)のような手動ディレクトリ式の検索サービスよりも積極的に、徹底的にそれを推し進めたものだといえそうです。
そう思って見回してみると、他人の作ったコンテンツをトラックバックというツールで容易に自分のコンテンツとリンクできるブログのシステムも、誰もが簡単にディレクトリ整理されたコンテンツを編集できるWikiのシステム(「Web事典」サービスのWikipediaが有名ですね)も、いかに他人のふんどしを使いこなすかを考えて作られたものです。これらの新しいシステムを活用することは、最近は「次世代のWeb」という意味で「Web 2.0」なんて呼ばれますが、その核心はコンテンツ制作をどれだけ自身の手から離すことが出来るかにあるように見えます。
ただ、コンテンツ制作を多数の人々にゆだねることで、そのコンテンツに対する責任を誰が持つのか?という問題は厄介になってきます。既に、Web掲示板上の書き込みに対しては様々な責任問題が起きていますよね。細かい問題を洗い出す前に、とにかく走らせてみることが出来る文化もインターネットの良さなのかも知れませんが、社会の方がその動きの速さを追いかけられない状況にあることは確かなようです。
1年半もかかりましたが、Google AdSenseからの広告収入が100米ドルを超えて、初めて実際に広告収入が入ってくることになります。正直なところ全然期待していなかっただけに、何だか得したような気分ですね。
今回のWeekly SSKでは、他人のコンテンツをいかに自分のコンテンツの中に取り込んでいけるのか?が記事のポイントになっていますが、Google AdSenseや各社のアフィリエイトプログラムも、まさにこうした考え方の上に立ったものですよね。様々なコンテンツが相互に結びついて、まさに蜘蛛の巣のような広がりを見せるのがWorld Wide Webの面白さ。新しい技術こそ出てきたものの、その基本は昔から全然変わっていないような気がしています。
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