4月になりました。季節はすっかり春…と言いたいところですが、実際にはそう簡単でもありません。先週はかなり寒い日が続いて、不覚にもちょっと風邪を引いてしまいました。最近は、毎年「第九」演奏会の終わった直後に風邪を引いてしまっていたんですが、この冬は何とか風邪もひかずに乗り切りました。しかし、この時期になって油断してしまったんでしょうか。身体を温めて、一晩ゆっくり寝たら体調が回復しました。年度末で仕事の疲れが溜まっていたのが良くなかったのかも知れませんね。
さて、4月といえばやっぱり忘れてはならないイベントが桜の花見…と毎年のように書いているわけですが、今年もお花見会を企画することになりました。今日・4月2日の日曜日に、浜松城公園で合唱団の皆さんと一緒に昼の宴を催す予定でした。先にも触れたとおり、直前の週になって風邪を引いてしまいちょっと焦ったんですが、何とか体調をこの日に向けて整えました。
実は、昨年も全く同じ4月2日に、全く同じ浜松城公園で、同じ合唱団の皆さんとのお花見会を企画しました。このときには、思いの外開花が遅れて、ほとんど咲いていない状況で強行することになってしまいました。今年はそんな事態にならないように祈りながらギリギリまで日程を検討し、10日くらい前にこの日の実施を決めました。
今年のサクラの開花予想は、気象庁による予想と民間の気象予報会社・ウェザーニュース社による予想が大幅に食い違い、かなり迷わされましたよね。結果は例年よりもずいぶん早めで、気象庁が長年の経験と勘で貫禄を示した…ということになりました。4月1~2日の週末には満開を少し過ぎ、花びらの舞い散る中で優雅に飲めるかな?というビジョンでした。
ところが、当日が近づくにつれて私たちは頭を抱えることになりました。というのも、当日・2日の天気予報がだんだん悪くなってきたんです。1週間前の時点で既に「曇りのち雨」。前日・1日の昼には、明日の天気は「雨」、降水確率は90%、24時間予報でも未明から日中は雨…という最悪の予報が出されました。
「曇りのち雨」程度の予想なら、当日の朝まで様子を見るつもりでいましたが、さすがにこれではよっぽど状況が変わらない限りお花見は無理そうです。1日昼の時点で、泣く泣く中止を決めて、ホームページとメールマガジンで団員の皆さんにも連絡しました。当日は午前4時半から場所取り…という過酷な日程を組んでいました。早めに中止したことでずいぶん気分は楽になりましたが、やっぱり残念でしたね。
「せっかく企画したのに、中止してしまうのももったいない」という話があって相談した結果、先月引っ越したばかりの合唱団の事務所を会場にして、「新事務所お披露目会」と称して飲み会を開催しました。10数人が集まって、楽しい午後のひとときを過ごすことが出来ました。「お花見」というのも、みんなが集まって楽しく飲み食いする理由が欲しい…という面がありますよね。そんな意味では、十分目的は達成できたかも知れません。外では時折激しく雨が屋根を打ち付け、雷の音も聞こえていました。「中止の決定は正しかったな」と妙に安心しました。これですっきり晴れたりしたら悔いが残りかねません。
去年は、お花見会こそ開催できたものの、肝心の花がほとんど咲いていませんでした。考えてみると、一昨年も浜松城公園でお花見会を企画したものの、やっぱり雨で流れています。浜松城公園での花見はこれで3連敗中です。この3年間の流れを考えると、どうも自分が雨男のような気がしてなりません。会場との相性が悪いのかも。
昨日・1日は、はままつフラワーパークの夜桜を見に行ってきました。昨年も見に行った企画なんですが、今年も存分に満開の桜を楽しめました。去年との違いは、土曜日でしかも翌日が雨の予報…という状況で、人がものすごく多かったこと。まあ、この大混雑も雰囲気が楽しめたので許せてしまいましたけどね。
今年は、観覧車に乗って高いところから夜桜のライトアップを見下ろしました。これは綺麗でしたね。普通のお花見スポットではあまり見られない景色です。それほど大きな観覧車ではなく、1周わずか5分程度なんですが、幻想的なひとときを楽しむことが出来ました。
この夜桜を見に行けたからこそ、今日の花見が中止になっても我慢できたのかも知れません。さすがに、一年に一度も桜の花が見られないとかなり不満が溜まりそうな気がします。桜は、それほどまでに私たちの心の中に深く染みついた存在なんですよね。
今日予定していたお花見会は、あいにくの雨で残念ながら中止になりました。もっとも、転んでもただでは起きなかったんですけどね。前日になって急遽決まった「新事務所お披露目会」も、なかなか盛り上がりました。「花より団子」とはしばしば言われるわけですが、やっぱり楽しい時間が過ごせるのが一番です。
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