映画「戦国自衛隊1549」を見に行きました。6月2本目、今年12本目になります。自衛隊の一個中隊が丸ごと戦国時代にタイムスリップし、侍たちと戦ってしまう…というとんでもない設定の作品で、1979年の「戦国自衛隊」のリメイクとはいうものの、中身は全く別の作品なのだそうです。
【DVD「戦国自衛隊1549 標準装備版 (初回限定生産)」】
現代兵器が戦国時代の武器に対して必ずしも優位に立てないところが面白さの一つで、そこは十分に表現されていたと思いますが、もう一つの面白さであるはずの現代人と戦国時代の侍たちの思想の違いは、あまり明確にされなかったような気がします。タイムスリップを扱うSFとしての設定も一見緻密なようでいて、「ちょっとそれってアリなの?」と叫んでしまいそうなことがいくつかありました。
ただ、そんな細かいつっこみを除けば、本物の自衛隊の兵器を多用して撮影された映像には迫力がありますし、CGやミニチュアを使った表現もこれに負けずに画面にとけ込んでいました。軍隊ではなく「自衛隊」ならではの葛藤を、ちょっと皮肉混じりに描いていたのも面白かったですね。緊張感を切らせない展開で、エンターテイメントとしては実に楽しい作品だったと思います。
コメントを残す