月曜日・23日は私の誕生日でした。前にも触れましたが、誕生日というのはまた1年を無事に過ごしてこられたことをいろいろな人たちに感謝する日だと思っています。自分を生んでくれた両親をはじめずっと付き合ってきた家族、これまでに出会ってきた多くの人々、特に今お付き合いのある皆さん。今年は誕生会に呼んでいただきましたが、本当なら逆に祝ってくれた皆さんにお礼をしなくてはならないくらいです。その割には行動が伴っていない…という批判はまさにその通りですが。
そんな感謝の気持ちは変わらず持ち続けているつもりですが、その一方で誕生日は自分の「年齢」というモノを意識する日であることも確かです。誰でも生きている限り1年経つごとに一つ年を取ることからは逃げられません。そのことは受け入れた上で、日々をどう過ごしていくかの方が大事なことではないでしょうか。
かつては自己紹介に「年齢:ひみつ」なんて書いていたんですが、最近ではもう少し絞り込みのできる書き方に変えたんですよね。過ぎていく日々から逃げずに、もうちょっとしっかりと受け止めていこう…と思ったこともありますが、それと同時に、自分の生きてきた時代をもっと大事にしなくちゃいけないと感じています。こんな時代の、自分たちの世代だからこそ経験できること、感じられること、そして書けることがあるような気がします。
それでも微妙に表現がぼかしてあるのは、決して止められない時間の流れへのささやかな抵抗でもあります。まあ、実際にはこのサイトの隅々までリンクをたどると私の年齢は特定できてしまうのではないかな?と思いますけどね。それでもあえてささやかに抵抗。
この時期になると突然思い出して、無性に聴きたくなる曲があります。それは、槇原敬之の1994年のアルバム・「PHARMACY」に収録されている「花水木」。同じ植物の名前を冠した曲である一青窈の「ハナミズキ」も好きなんですが、ハナミズキはちょうど5月上旬あたりに花を咲かせる木で、庭木や街路樹に使われているお馴染みの植物ですね。5月を表す記号の一つといえそうです。
今年もCDを取り出して「花水木」を聴いてみました。この曲には、こんな一節が出てきます。「5月でまた1つ年をとり / 大人になった気分でいたけど / 愛してる人に愛してることを / 伝えきれないようじゃ / まだまだだめかもしれない」。私と同じ5月生まれ(1969年5月18日生まれ)の彼にとって、この詞は等身大の気持ちを乗せたものだったのではないかと思います。これまでは、年を重ねて大人になったつもりでいても、まだまだ成長しなくてはならないところがある…という思いで聴いていたんですが、今年は全然感じ方が違ったんです。
これまで、自分のことばかり考えて突っ走ってきたような気がするわけですが、自分の生きている意味は、誰かに気持ちを伝えることで増えていくんじゃないのかな?と感じました。それが自然にできるのかどうかが「大人になること」の本質なのかも知れませんね。それなら、そんな強い気持ちを伝えたい相手がいるのか?という質問に対するコメントは差し控えたいと思いますが。
ともかく、彼が10年以上前に達していた境地をようやく理解した気がしたわけで、そういう意味では私は考え方がその分幼いのかな?と思います。やっぱり、まだまだだめかもしれない。
話はちょっと変わりますが、最近平井堅の歌をよく聴いています。ヒットチャートの常連となった彼の曲は、最初の頃はカラオケ対策として聴いていました。非常に難しい歌い方をしている曲が多いんですが、ついつい挑戦したくなってしまうんですよね。特に裏声の使い分け方。単に高音域を広げるだけではなく、彼は表現の幅を広げる第二の声質としてフル活用します。まあ、これは槇原敬之もたまに見せているテクニックですが。
ところが、アルバムを借りてきて聴いているうちに結構ハマってしまい、結局CDを何枚か買って今に至ります。もちろん、彼のヴォーカルとしてのテクニックの確かさを評価していますし、楽曲のノリも比較的好きなものが多いんですが、それよりも同じ70年代生まれ(1972年1月17日生まれ)の彼の詞にどこか共感するものがあったんですよね。
最新アルバムの「SENTIMENTALovers」は全曲彼の作詞となっていますが、聴いてみると、妙に女々しい小心者で、思いこみが激しくて、それでいて大人の男のエロさが出まくっている、考えようによってはかなり困ったヤツのイメージが浮かんできます。と言うことは、共感を覚えてしまった私はそういう男なのか?。これについてもノーコメントとしておきましょう…と書いている時点で既にやぶへびか。
もうすぐ5月も終わります。私にとっては、5月は「出費のかさむ月」というイメージがあります。というのも、自動車保険と自動車税の支払いが立て続けにやってくるから。どちらも、今年一年分を払う時期がたまたまこの時期…というだけで、仕方のないことなんですが、どちらもマイカーがらみというところが負担感の原因になっていそうです。もちろん、今年も既に両方の支払いを済ませています。
自動車保険の方は、事故ったときに修理に使ったせいで掛金が上がってしまいましたが、あのときには年間の掛金よりも高い修理費を払ってもらったわけですから、これでようやく保険料の元を取った…といえないこともありませんね。もちろん、それでもやっぱり保険を使うような事態にはならないのがベストです。
一方の自動車税は、今年から静岡県でも(自動車税は都道府県に支払う税金です)コンビニで払えるようになったのが嬉しいですね。私も、仕事から帰宅した後にコンビニで納税を済ませました。お役所仕事は融通が利かないというイメージが強いんですが、最近はこうしていろいろ便利なサービスをしてくれるようになりました。公務員も基本的にはサービス業なんですから、こうやって便利になる方法をいろいろ考えて、どんどん実行に移してほしいですね。
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