金曜日・3月25日に、ワールドカップサッカーのアジア最終予選で日本代表とイラン代表が対戦しました。今年度最後の金曜日で、この日はちょうど職場の送別会と重なったんですが、私も含めて2次会にも出ずに急いで帰宅した人が多かったようです。敵地での試合ということで、日本時間ではキックオフが午後10時半。家でのテレビ観戦には何とか間に合いました。
試合は前半にイランが先制。後半日本が同点に追いついたものの、再びイランに突き放されて2対1で惜しくも敗れてしまいました。日本の得点は、ジュビロ磐田の福西選手が挙げました。彼はJリーグ開幕戦の「決勝点」にも絡んでいましたが、ここぞという得点場面で目立つ選手です。フォワードではありませんが、彼の位置ならではの「ゴール運」を持っている気がします。
1年ぶりに代表に復帰した中田英寿選手との連携がうまくいかなかったのでは?という話も出ています。確かに、意思の疎通という面では不利があったと思いますが、彼ほどのレベルの高い選手になれば、その場の状況に合わせてプレイしていくのは当然のことのはずです。むしろ問題だったのは、彼を使うために守備隊形そのものを替えてしまったことのような気がします。中盤に使いたい選手が多すぎることが、日本代表チームの贅沢な悩みでもあるわけですが。
この試合は、以前から「ワールドカップに向けて最大の関門」と言われてきました。確かに、もしこの試合に勝てていればワールドカップ出場に大きく近づいたはずですが、スタンドがほとんどイランサポーターで埋め尽くされている最も不利な条件で、それはとても難しいことです。アジア最終予選はまだ6試合中の2試合を終わったところ。大事な一戦には負けてしまいましたが、今は残り4戦が大事です。少なくとも、あきらめるにはあまりにも早すぎます。次の試合はもう3日後に迫っています。気持ちを切り替えて臨んでほしいですね。これまでだって、何度もピンチに直面しながら勝ち進んできたんですから。
昨日・3月26日に、プロ野球パ・リーグが開幕しました。6球団のうち3球団が形を変えてのスタート。開幕戦のカードは3戦とも新しくなった球団が変わらなかった球団に挑む形となりました。もちろん、今年もスカパー!でじっくり生観戦です。
3戦をザッピングしながら見ていたわけですが、やっぱり一番気になったのは4ヶ月前にできたばかりの東北楽天ゴールデンイーグルスが千葉ロッテマリーンズと千葉マリンスタジアムで対戦したカード。初戦では、イーグルスが3回に2点を先制。マリーンズは7回に1点を返したものの、自らの意志を貫いてイーグルスに移籍したエース・岩隈投手が最後までリードを守りきり、イーグルスが3対1で勝ちました。2戦目は、一転してマリーンズが打ちまくり、26対0の記録的な大差で勝利。いったいどちらが本当の実力なのか?…それはもう少し試合を重ねていかないとわかりませんね。
イーグルスにとっては、球団創立から初めての公式戦。開幕戦は、その後のペナントレース135試合のみならず、今後の球団の歴史全てを左右しかねないくらいの大事な一戦だったと思います。そんな中で、一時は戦力外と言われた選手たちが頑張って得点を挙げました。彼らにとっては、そこで野球のできることそのものが喜びのはずです。「寄せ集め」と言われても、そんな喜びは全員が共有できているのではないでしょうか。実績がないからこそ、結果が出ればそれは自信に変わります。まずはどんな内容でも勝っていくしかありません。
一方のマリーンズは、昨年のペナントレースで4位。あと1勝が足りなくてプレーオフ進出を逃しました。開幕戦はリーグ戦136試合+プレーオフ最大8試合のうちの1試合にすぎないとも言えますが、1勝の重みを味わったからこそ、どの1試合でも負けられない…という気持ちはどこよりも強いはずです。球団の身売りが続く中、気がつけばパ・リーグではロッテが一番古いオーナー企業です。開幕前はメディアに取り上げられることが少なかったマリーンズですが、個人的には注目してみたいところです。
オーナー企業が変わった福岡ソフトバンクホークスは、苦しい展開を耐えて2連勝。一方、合併球団としてスタートを切ったオリックスバファローズはまだ勝てません。今年からは、セ・リーグとの交流試合も行われます。新しくなったパ・リーグが、今後どうなっていくのか。とても楽しみです。
最後にちょっと訂正を。先週の記事で、映画「シャーク・テイル」の話に触れましたが、ここで「私が見たのはいつも通り字幕版」と書くつもりで、間違えて「いつも通り吹き替え版」と書いてしまいました。字幕版でも俳優たちがCGアニメの魚たちの声を吹き替えているわけで、そんな意味でははっきり間違いだとも言えないんですけどね。そう言えば、この作品は日本語吹き替え版のキャストにもなかなか凝っています。DVDが発売になったら借りて見てみようかな?と思っているところです。
そして、これに続く3月2本目の映画は「ナショナル・トレジャー」。あのSHINJO選手がプロモーションに参加していたので気にはなっていたんですが、タイトルから連想できるとおりの宝探しの映画です。「派手なアクションの冒険映画」というイメージのままで楽しめたんですが、ちょっと意外だったのは、緻密な謎解きが話の中心で力業で押す場面がほとんどなかったこと。ニコラス・ケイジが演じる主人公のベン・ゲイツは、アクションものの主役としては不釣り合いなほどに知性的でした。頭の切れるゲイツ氏というと、私はどうしてもあの人のことを思い浮かべてしまうんですが…。
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