今日、SSK Worldへのアクセスが40,000の大台を超えましたが、その前に一つ。
金曜日・15日のニュースにはびっくりしました。「矢口真里、モーニング娘。を脱退」。同日に発売された写真週刊誌「FRIDAY」に彼氏のタレント・小栗旬と一緒に激写されてしまった彼女が自ら脱退を申し出て、事務所も了承したのだとか。前回の記事にも名前が出てきたグループの事件ですし、やっぱり気になるものです。
モーニング娘。といえば、頻繁にメンバーの入れ替えを行ってきたグループで、結成時のメンバーは既に誰も残っていません。しかし、これまでは「メンバーの○○は○月○日のライブを持って卒業」とずいぶん前に発表し、その日に向かって活動を盛り上げていくことによって、メンバー入れ替えを最大限にプロモーションに利用してきました。今回のように発表即脱退というのは初めてです。
意表を突くメンバー入れ替えは彼女たちのプロデューサー・つんく♂のお家芸ですが、さすがに今回ばかりは彼にも全然予測できなかったでしょう。…もしこれも「意外性の策略」だったとしたら、彼は鬼だとしか言いようがありません。まあ、安倍なつみの盗作問題のときと同様にチケット払い戻しなどの対応に追われているようですし、意図的だとはとても思えませんが。
新聞やネットニュースの記事は一通り読んで、FRIDAYの記事も読みました。何度読み返しても、どうして彼女が辞めなくてはならなかったのか理解できません。22歳の大人の女性が、同い年の男性とお付き合いすることのどこがいけないんですか?。しかも彼が彼女の家にお邪魔できるくらいですから、決して悪い関係じゃないと思うんですよね。FRIDAYの記事だって、どちらかというと好意的な論調でした。記者会見でもしてあらかじめ公表しなくてはならないことだとも思いませんし。
彼女が10代の女の子たちを束ねる(さすがに中学生はいませんが)アイドルグループのリーダーであることを考慮してもなお、何か問題があったとは思えません。「アイドルとしての自分を裏切ってしまった」という彼女のコメントの中には、アイドルたるもの、恋愛沙汰が表になってはならない…という縛りを感じたわけですが、それを言い出したら、例えばSMAPの木村拓哉なんか結婚して子供までいるのに全然イメージが落ちていませんよね。まあ、男性と女性の違いはある気がしますが。
かわいそうだと思うのは、モーニング娘。に多大な貢献をしてきた彼女が、これまでの他のメンバーのように大々的な「卒業式」で送ってもらえずに「退学処分」のような形で追い出されてしまうこと。どうしてそんな罰を受けなくてはならないんでしょうか。問題があったとすれば、彼女をそこまで追い込んでしまうことが予想できなかったFRIDAYの編集部、そしてそこまで追い込んでいることに気がつかなかった(むしろ確信犯で追い込んで放置していたような気もしますが)事務所側のような気がします。まあ、客寄せになるイベントである卒業式を行えなくなった事務所は、痛みを分け合っているとも言えますが。
当初は芸能界を引退するつもりだった彼女ですが、事務所側の慰留により、今後はソロ活動をすることになりそうです。彼女は既にラジオ番組のDJをこなすなどマルチに活躍の場を広げていて、おそらく一人でもやっていけるのではないでしょうか。むしろ、これまでの「モーニング娘。の呪縛」がなくなる分だけ自由になれて良いのかも知れません。
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