ノートも9xx世代へ
昨日・1月19日に、Intel社から新世代のCentrinoモバイル・テクノロジが正式に発表されました。今回最大のポイントは、デスクトップ機と同世代の最新型・900番台のチップセットが組み合わされたことでしょうか。PCI Expressの恩恵はビデオ周り以外ではすぐには受けられそうにありませんが、CPUバスが533MHzに高速化され、メモリもデュアルチャネルのDDR2 SDRAMに変わることで帯域幅が劇的に拡大され、性能向上につながりそうです。また、DDR2 SDRAMは動作電圧(1.8V)がDDR SDRAM(2.5V)より低いので、高速になっても消費電力はそう上がらないはずです。
レッツノートなどの軽量モバイル系ノートに採用される低電圧版や超低電圧版のPentium Mでは、CPUバスは400MHzに据え置かれますが、Windows XP SP2の「データ実行防止機能」に対応し、セキュリティ性能が上がっています。また、915GMSという低電圧版/超低電圧版向けのチップセットも用意されます。これは、メモリがDDR2-400のシングルチャネルのみ(それでも従来よりは十分高速で、CPUバスとはつり合うことになるんですが)に限定されますが、27mm四方というこれまでよりも小さなパッケージで提供されるそうで、本体の小型化には役立ちそうです。
新Centrino仕様の製品が各社から発表されています。レッツノートはまだ発表されていませんが、マイレッツ倶楽部ではすでに在庫整理を済ませ、あとは発表を待つばかり…というところでしょうか。最近は恒例になっているティザー広告も出ていませんし、今回は筐体はそのままに中身を変えてくるのではないかな?と思いますが、どんな仕様に仕上がってくるか楽しみです。
久々にトラブル発生
大改造を敢行したにもかかわらず、最近はトラブル知らずで絶好調だったCF-R2なんですが、久しぶりにトラブルに見舞われてしまいました。実は今振り返ってみても何が原因だったのかよくわからないんですが、最初のきっかけになったのはハードディスクの空き容量が減ってきたことのような気がします。必要にして十分だったはずの40GBなんですが、欲張って何でもいろいろ入れてしまった結果、空き容量は2GBを切るところまで来てしまいました。このままでは安定動作にも支障が出てきます。
対策として、一部のファイルを圧縮することにしました。といっても、LHAなどで圧縮アーカイブしたわけではなく、Windows XP標準のファイル圧縮機能を利用したんですよね。これは、圧縮されていることを意識せずにファイルを扱えるので便利なんですが、その分ディスクアクセスは遅くなり、CPUにも負荷をかけることになります。ただでさえCPUパワーとハードディスク速度では不利なCF-R2ですから、今考えてみるとこれは私にとっては最悪の方法でした。
しかも、圧縮するファイルを選ぶのにこれまたWindows XP標準機能の「ディスククリーンアップ」を使ってしまったんです。これも、最近使っていないファイルをWindowsが選んでくれる便利な機能ではあるのですが、裏を返すとどのファイルが圧縮されるのかを自分では把握できません。実行ファイルを圧縮してしまうと動作への影響は特に大きいと思うんですが、このあたりの実態がどうなのか全くわからなくなってしまいました。
ファイルを圧縮してから、Windowsがたまに真っ青な画面のいわゆる「STOPエラー」を表示して、直後に再起動されてしまうようになりました。しばらくは我慢して使っていましたが、STOPエラーが出ると作業中のデータが消えてしまいますから、これでは困ります。自作機ではともかく、レッツノートではほとんどSTOPエラーなんか見たことがなかったんですけどね。いったい何が起こっているのやら。
さらに泥沼に…
仕方がないので、一度まっさらにしてハードディスクの中身を整理しよう!ということで、工場出荷状態へのリカバリーを行うことにしました。CF-R2の場合、リカバリー用のデータはハードディスク内の特殊なパーティションに保存されているので、CD-ROMドライブなどを用意する必要はなく、BIOSセットアップ画面のメニューから選択するだけで作業が行えます。個人的には、CD-ROMやDVD-ROMのメディアで用意されていた方が安心できるんですけどね。
ところが、リカバリーを済ませてみると状況はさらに悪化。今度は、電源を入れてから数分間使う間にほぼ確実にSTOPエラーに遭遇するようになってしまいました。再起動後に出るメッセージを確認してみると、どうやらタッチパッドがエラーを出している模様。「出荷直後の状態でエラーが出るなんて」と不思議に思いつつも、最新版のドライバを製造元のSynaptics社から入手してインストールしてみましたが、状況は変わりません。
ここでふと気がついたのが内蔵無線LANの存在。工場出荷時には存在していなかったものが装備されているわけですから、もしかするとこれが悪影響を及ぼしているかもしれません。早速CF-R2を分解し、無線LANモジュールを取り外して再度リカバリーを試みました。
これでタッチパッド関連のエラーは出なくなったものの、それでもSTOPエラーが発生する状況は改善されませんでした。それどころか、ログオン画面にたどり着く前に画面が青色に変わって再起動する場合すらあるという始末。これでは対処のしようがありません。何だか手を打つたびにどんどん状況が悪化していくような気が…。ここで自力での修復は断念。修理に出そうと腹を決めました。もし修理代があまりかさむようなら、しばらく我慢して新Centrino機に乗り換える手もありますね…って、費用はどこから出すつもりなんだか。
早速電話でパナソニックさんに連絡を取ったわけですが…この後どうなったかは、また回を改めてご紹介しましょう。
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