地元・浜松市を中心に12の市町村で進められていた合併への動きは、今月10日に合併協定書へのサインが行われ、最大の難関とも言える各市町村議会での議決も順調に進み、22日までに全て可決されました。これで当事者同士の手続きは終わり。来年7月1日から新「浜松市」がスタートすることがほぼ確実となりました。
当初の枠組みから2市町が抜け、直前にも一部に「住民投票を」という動きがあったものの、基本的には順調に流れてきた手続きでした。主導してきた浜松市のマネージメントが上手かったのかな?という気がします。でも大事なのはこれから。住民投票を求めた人たちも含めて、みんなが「合併して良かった」と思えるような市になっていくのかどうかが一番大事なことではないでしょうか。
今年も無事冬のボーナスが支給され、既に他のコーナーでは散財情報が飛び交っているところなんですが、そんな中で今回最大の買い物がようやく私の家に届きました。それは洗濯乾燥機。SSK Worldのカラーからすると実に意表をついたアイテムだと思うんですが、たまにはこういう日常生活に密着したものだって買うんですよ。
もともと私の家には全自動洗濯機と乾燥機があって、今の家に引っ越してくるときにそれをそのまま持ち込んで使っていました。しかし、15年以上は使っているはず…という大ベテランで、最近は洗濯機の動作音がかなり気になっていました。それも、ときどきものすごい轟音を立ててくれます。各部にかなりガタが来ているんでしょうね。
平日昼間は仕事に出ている私にとって、週末が雨降りでも洗濯のできる乾燥機は非常にありがたい存在なんですが、一つ悩みの種だったのが乾燥機からの排気。温かい湿った空気が大量に放出されるので、窓や扉を全開にしておいても、夏場はもちろん真冬でも洗面所は蒸し風呂状態になってしまいます。内壁がじっとりと濡れてしまうほどで、これでは建物の健康にも良くありません。
これらの状況を改善するために、新しいものに買い換えようと思ったわけです。もちろん洗濯機と乾燥機を買えばいいんですが、使い方を考えれば放り込んでおくだけで洗濯から乾燥まで済んでしまう洗濯乾燥機の方が楽ですよね。まさにオールインワンの洗濯マシンです。価格も、合計すればそれほど差はありませんし。
いわゆる白物家電の世界は、技術的に十分成熟しているものだ…と思っていたのですが、最近は意外に技術革新がいろいろとあるようです。欧米では既に主流だったドラム式の洗濯乾燥機を、日本の家庭に合わせた形で取り入れていこうという動きが見られます。ドラム式洗濯機には必要な水量が少ないこと、衣類が傷みにくいことなどの長所があるわけですが、反面頑固な汚れは落ちにくいこと、側面から洗濯物を出し入れするので日本の狭い家では作業がしにくいことなどの問題があったわけです。
東芝やサンヨーは横型のドラムの上面を開けて洗濯物を出し入れするトップオープン型のドラムを採用しています。ナショナルの「ななめドラム」は、その名の通りドラムを傾けて洗濯物の取り出しやすさやさらなる節水を狙っています。日立の「ビートウォッシュ」は、従来と同じ縦型の洗濯槽の中でドラム式と同じ「節水・たたき洗い」を実現してしまいました。各社のカタログやWebサイトを見ると、技術者たちの気合いが伝わってきます。まだ決して枯れていない世界です。
検討を重ねた結果、サンヨーのトップオープン型ドラム式洗濯乾燥機・AWD-GT960Zを選びました。決め手はいろいろあったのですが、機能の豊富さが最大のポイントでしたね。スチーム発生装置を内蔵して洗濯や乾燥に使ったり、電気分解した水を使って洗剤を使わずに洗浄したり、ドラムの中に棚を置いてドラムを回さずに乾燥機能が使えたり…と、他にはない機能が目白押しです。
そして、実は同じくらい重要だった点は本体の横幅。我が家の洗面所の入口は、扉を外しても開口部の横幅が61cmしかありません。カタログ上のボディ幅が610mmとなっているビートウォッシュは、どうやってもここに搬入できないことがほぼ確実となり、この時点で候補から漏れることになりました。AWD-GT960Zでは、ボディ幅を590mm台に抑えた代わりに奥行きは70cm近くあります。まあ、通りさえすればいいんですが。
各社の主力製品を見ると、従来の洗濯機よりもかなりサイズが大型化しています。洗濯だけでなく乾燥もするわけですから大きくなるのは仕方ないのでしょうけど、大容量化も大きく影響していそうですね。容量が大きくなれば、毛布などのより大きなものを洗えるようになりますし、まとめ洗いもより多くできるようになりますから、容量は重要な性能です。AWD-GT960Zは洗濯9.0kg、乾燥6.0kg。先代のホームランドリーの2倍以上になりました。
洗濯乾燥機を設置して真っ先に感じたのは、「洗面所が広くなったなぁ」ということ。これまで乾燥機のあった目の高さあたりの部分がすっかり空いたわけですから当然です。ただ、このスペースもそのままでは全然使えないんですよね。そこで、早速ホームセンターで突っ張り棚を買ってきて、それまでは床に並べてあった洗剤などを載せました。さらに洗面所が広くなりました。
早速洗濯物を放り込んで、試運転をしてみることにしました。これまでと比べるとさすがに静かです。それでも、隣の部屋からも動作しているのがわかる程度の音と振動はありますね。洗濯・乾燥合わせて3時間強で出来上がりました。これまでよりも時間はかかることになりますが、途中で入れ替えが要りませんから、寝ている間に全部終わる…という感じで使えば良さそうですね。
洗濯乾燥機の特徴の一つが、乾燥機能を使っても排気が出ないこと。実際に、部屋を閉め切ったまま乾燥しても、ほとんど室内の状態は変わりませんでした。ただし、これは発生する水蒸気を水で冷却するからだそうで、このため乾燥するときでも相当量の水を使うのだとか。それでも、洗濯・乾燥を合計しても従来型の洗濯機と比べれば水量は減るのだそうです。
乾燥後の仕上がりも上々。これまでよりも格段にしわが減っています。乾燥の最終段階でスチームを噴射してしわを伸ばすのだとか。洗濯物をたたむのは苦手なんですが、少しは楽になりそうです。多彩な機能はまだまだ使い切れていませんが、追々使っていこうと思っています。洗濯乾燥機が日々の生活を便利にしてくれる道具になることは間違いなさそうですね。
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