今月上旬から、新しいコカ・コーラ・「C2」が日本で先行発売されています。何でも、カロリーが従来のコカ・コーラの半分以下(19kcal/100g、従来品は43kcal/100g)で味はそのままというのが売りなんだそうですね。これまでも売られている完全にカロリーフリーのダイエットコカ・コーラも含め、3種類を並べて飲み比べてみることにしました。
飲み比べてみると、確かにダイエットコカ・コーラだけちょっと味が違って、従来のものとC2は区別できないかも知れません。だいたい、見た目からして、右の「ダイエット」だけ妙に泡に粘り気があるんですよね。ちょっと時間を置いた後のこの写真でも、コップの内側に泡が残っているのがわかると思います。残りの2つは見た目でも区別が付きません。
ただ、味の違いもそんなに極端なものではない気がしました。店頭での売価も同じですから、あとは好みの問題だけかも知れません。最近体重が気になる私は、ダイエットコカ・コーラで決まりでしょうか。
浜松市を中心とする静岡県西部12市町村の合併は、新しい市の名前が「浜松市」に決まりました。これで、私の家の住所はとりあえずすぐに変わることはなくなりました。合併後に政令指定都市を目指すという話ですから、そのときには「浜松市○○区」ということになり住所が変わることになるのでしょうけど。
合併方法が浜松市への編入という形になることは先に決まっていました。この場合、特に何も言わなければ新市は「浜松市」となるわけだったんですが、それでも新市の名前は公募が行われました。各地での合併交渉では名前でもめることが結構あったようですから、浜松市が他の市町村に配慮したのでしょうか。
公募の結果、6割以上の応募は「浜松市」だったとか。人口の比率を考えれば全体の4分の3以上は浜松市民ですから、こうなるのは当然だったような気がします。ちなみに、2位は「浜名湖市」、3位に入ったのは「はままつ市」だったとか。他にもひらがな表記の応募はいくつかあったようですが、私はひらがなの名前には反対ですね。どうも安易な印象を受けます。
全国各地で市町村合併に向けた動きが本格化していますが、必ずしもスムーズに進んでいるところばかりではないようです。静岡県内だけを見ても、伊豆半島南部では枠組みが徐々に崩れて、最後に残った下田市と南伊豆町の合併交渉も、法定合併協議会を立ち上げる段階で南伊豆町が議案を否決し合併を断念しました。静岡スタジアム・エコパのある袋井市を中心にした新「袋井市」の合併交渉は、合併協定書が署名され、あとは各議会が議決するだけ…という段階になってから森町議会が反対を表明して、話がややこしいことになっています。
伊豆半島南部では、参加市町村の間の財政状況の差が問題になったと聞いています。市町村に限らず、合併前の各団体が持っていた負債は新しい存続団体が引き継ぐしかありませんが、この結果もともと健全だった団体から見ると「他人の借金」を背負わされることになります。もちろん、合併する前に何とかして処分するのが筋ではありますが、そもそも合併しようと考える理由に財政難があるわけですから、話は非常に複雑です。
森町議会が新しい袋井市への参加に反対する理由には、この市名もあるようです。森町の「森」は「森の石松」の「森」。全国的知名度のあるふるさとの名前に対する思い入れは特に深いはずです。公募では新しい「遠州市」という名前が有力で、これなら町の名前を捨てる覚悟も決まったのでしょうけど、結論は事実上袋井市への吸収。これではいい気分のするはずがありません。森町の町長は「議会が否決しても合併推進の方向を変えるつもりは無い」と表明していますから、この件についてはまだ一波乱あるはずです。そういえば、石松の親分・清水次郎長の清水市は既に静岡市に「事実上吸収」されてしまいましたね。
市町村の合併は、今行われている「平成の大合併」のような政策誘導もありますが、基本的には合理化のための手段です。各旧市町村の文化やプライドが少なからず犠牲になるのは仕方のないところです。ですから、そもそも合併にメリットがあるのかどうかが十分検討されるべきですし、そのメリットが失うものの対価として十分なものなのかも重要なポイントです。これらのハードルをクリアして初めて、合併は決まるのでしょう。
浜松市を中心とする合併では、浜松市に政令指定都市への野望がありますから、そのためには他の市町村の負債を背負い込むくらいの覚悟があるはずで、伊豆半島南部のような問題はなさそうです。また、知名度で浜松市をひっくり返すような強烈な名前を持った市町村もない(天竜川、佐久間ダム、三ヶ日ミカンなど全国区でも通りそうな名前はないわけでもないんですが)ので、袋井市のようなこともなさそうです。それでも、それこそ各市町村議会を合併議案が通るまではどうなるかわかりません。事態を見守ることにしましょう。
ところで「合併」といえば、今日になって驚くべきニュースが一つ飛び込んできました。プロ野球パ・リーグの大阪近鉄バファローズとオリックスブルーウェーブが、合併へ向けた話し合いを進めているのだとか。年間40億円という巨額の赤字を抱えるバファローズが、売却も含めて再建策を検討していた中で出てきた話なのだそうです。
プロ野球球団の合併自体は過去に例のある話ですが、両球団で話がまとまるだけではダメなんですよね。まずパ・リーグ全体での承認が必要ですし、一球団の保有できる選手の人数は決まっていますから、選手の大規模なリストラは避けられません。そもそも、本拠地はどこにするのか、球団名はどうするのか…などの問題もあります。まだまだ合併実現への道のりは長いです。さらに、合併が決まれば球団数が一つ減るわけで、話はさらにややこしいことになるかも知れません。セ・リーグも巻き込んでの球界再編になるかも。
両チームのファンの意見も無視できないと思います。特にバファローズファンの心情が非常に気になります。既に身売りを経験しているブルーウェーブとは違い、創立から親会社は変わらず合併もない、歴史のある球団です。しかも現在の12球団で唯一日本一になったことがないチーム。ここは何とか最後の花道を飾ってほしい…という気持ちもありますね。まあ、こればかりは選手達ががんばるしかありませんし、だいたい我らがドラゴンズにも日本一になってほしいわけですが。
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