この前のコカ・コーラC2に続いて、また新しい清涼飲料を試飲してみました。…勘の良い方はもしかするとおわかりかも知れませんが、今回のターゲットはペプシのペプシブルー。その名の通り真っ青な液体がボトルの中に詰まっています。飲み物と言うよりもむしろラジエーター用の不凍液やウォッシャー液など自動車用品のような印象を受ける色合いです。
コップに注いでみると、泡まで真っ青。でも、こうして見ると涼しげな感じで、これはこれで結構いいかも知れません。そして、飲んでみると意外なくらいコーラの風味がします…さすがに目隠しして飲み比べてもわかるくらいの違いはありますが。そういえば、かつて無色透明の「ホワイトコーラ」なんていうのも売られていたのを思い出しました。後はあれに色を付ければいいだけの話ですよね。ちなみに、当然ながらペプシブルーの青色は合成着色料でした。
先週に続いて車絡みの話。普段から自動車を利用していると、どうしても必要なのが駐車場に車を入れる作業ですね。個人的には、駐車場入れはいろいろな運転技術の中では結構自信があるものの一つです。大きな車に乗っていると、狭い駐車場にシビアな条件で車を収めなくてはならない…という事態に、小さい車に乗っているときよりも数多く遭遇します。場数を踏めば、相応の経験値が貯まるものです。
しかし、最近結構気になるのが「前向き駐車をお願いします」という表示が増えてきたこと。先にああ言ってはみたものの、駐車場に頭から突っ込む前向き駐車はあまり好きではありません。普段は、駐車と言えば決められた枠に向かって後進しながら入れるもの。縦列駐車でもこのことは変わりません。自動車教習所でも、この「前向き駐車」は教えませんよね。結局のところ、前向き駐車をする機会が少なかったから苦手意識があるだけなのかも。
ただ、慣れの問題を考慮しなくても、駐車の操作には後ろ向きで入れた方が有利な面があります。前輪を操舵するという構造上、後進しながら入った方が小回りが利きやすいんですよね。また、駐車枠のライン際の車体の見切りも、サイドミラーを使える後進の方が容易なはずです。さらに言うなら、駐車場から出るときのことを考えると、後進しながら出なくてはならない前向き駐車は安全確認が難しくなります。よく「バックは苦手だから」と常に前向き駐車をする人がいますが、私からすればわざわざそんなに難しい方法を使わなくても…と思うことがあります。
ときには、「必ず前向き駐車すること」や「バック駐車禁止」などのかなり強い表現で書かれた看板も見かけます。なぜ、来客に強制してまでそんな難しい前向き駐車をさせるのか?なんですが、表示看板に理由までしっかりと書いてあることがあります。よく見かけるのは「生け垣に排気ガスがかかりますので」というもの。特に理由が書かれていないものでも、前向き駐車への協力を求められる駐車場の奥には必ず「何か」があります。コンビニの駐車場では駐車場の奥は店先ですし、駐車場の柵の向こうに住宅がある…という場合もあります。
壁があるだけの場合でも、排気ガスが日常的にかかれば汚れるであろうことは想像に難くありません。結局のところ前向き駐車して欲しい理由は一言で言うと「排気ガスをかけたくないから」ということになります。ということは、将来的に車がすべて電気自動車になって、出てくるのは燃料電池からの水蒸気だけという時代になれば、状況は少し変わるのかも知れませんね…それがいつになるのかはわかりませんが。
さらに見方を変えると、従来からのバック駐車はドライバー自身の運転の容易さを考えた方法なんですが、前向き駐車は車の利用者以外の人たちのことを考えた方法ですよね。つまり、前向き駐車に協力できるのかどうかは、周囲への思いやりの心が持てるかどうかで決まってくるのかも知れません。これについては、同じく駐車場にある「アイドリングストップのお願い」でも同じことが言えそうです。私は、こうした表示にはなるべく協力したいと思っています。さすがに、とても狭い駐車場で「前向き駐車を」とか書かれていたら「ゴメンなさい」と言うかも知れませんが。
それにしても、この「前向き」という表現そのものに違和感を感じるんですよね。先にもちょっと触れた話なんですが、前進で駐車場に突っ込んだ車はバックで出なくてはなりませんから、言い換えれば駐車場の並びに対して「後ろ向き」になって収まることになります。入るときと出るときのどちらを基準にとるかで簡単に入れ替わってしまう話なんですが、裏を返すとそれだけ曖昧さのある表現だ…ということでしょう。
ときどき、「前向き駐車」の駐車場でほとんどの車がバック駐車しているのを見かけますが、もしかすると「前向き駐車」の意味が混乱しているのかも知れません。協力してほしい理由を明らかにしたり、イラストで表現したりして、「前向き」の意味を明確にする必要もありそうです。
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