Extreme Shock!
私の愛機であるレッツノート・CF-R2A最軽量モデルが、「10.4型XGA液晶搭載ノートパソコン最軽量」の座から派手に引きずり降ろされました。VAIOノート505エクストリームからは、薄さと軽さ、さらには高級感にも徹底的にこだわったソニーのプライドと意地を感じます。何しろネット通販限定モデルはカーボンファイバー積層板のボディでたったの785g。前縁部の厚さは1cm未満になっています。ヒンジ部の処理などもまさに芸術的と呼べる仕上がり。これはもはや製品ではなく「作品」と呼びたくなりますね。
ただ、この数値を実現するために機能・性能面にはかなり思い切った割り切りを見せています。ハードディスク容量はCF-R2A最軽量モデルの半分の20GB、バッテリー駆動時間もカタログ値で「2.5時間?4時間」ですから実際には2時間くらいでしょうか。さらに、無線LANやモデム、メモリースティックなど、これまでなら当然内蔵していたものを外付けにしているのもかなり軽量化に貢献しているはずです。それよりも気になるのは筐体の強度でしょうか。どんなに軽量で剛性の高い素材が使われていたとしても、実際に触って…それこそひねってみないと製品の強度はわかりませんから。
まだ巷に出てきていないVAIOノート505エクストリームの評価は出来ませんが、CF-R2シリーズの魅力が薄くなったとは思いませんね。画面サイズギリギリまで絞り込んだコンパクトな縦横サイズ、豊富な内蔵デバイス、バッテリーでの駆動時間、ホイールパッドの操作性…そして何より価格。こちらの方が10万円以上安いんですから。
3台の光ドライブ
私の手元には、ポータブルの光ドライブが3台あります。左からPCカード接続のDVD-ROMドライブ・LK-RV624DZ、群馬県でリカバリーのために購入したUSB1.1接続のCD-ROMドライブ・KXL-840AN、そしてCF-R2と同時購入したUSB2.0接続のコンボドライブ・KXL-CB20ANです。
よく似た形のものを3つも持っているのは何だか効率が悪いような気もしますが、それぞれの持っている能力が少しずつ違うので、一応棲み分けは出来ている状態でした。ドライブ自体の機能はKXL-CB20ANが最強なんですが、このドライブはAC電源が必須となりますから使える場所が限られます。長期の外出時などにリカバリーしなくてはならない緊急事態では、USBからの電源供給だけで動き、CD-ROMからの起動が出来てしまうKXL-840ANが頼りになります。
LK-RV624DZには「外部電源を必要としない、軽量コンパクトなDVD-ROMドライブ」というポジションがあるんですが…さすがにかなり昔の製品なので出番は少ないですね。だいたい、WindowsXP用ドライバが存在しないくらいですから。期待していた移動中のDVDビデオ視聴は難しいですし。
念願の新製品
11月に、松下電器から新しいポータブル型光ドライブ・KXL-CB35ANが発売されました。型番やその筐体(写真右)を見ればわかるとおり、KXL-CB20AN(写真左)の後継に当たる、DVD-ROMの読み込みとCD-R/RWの書き込みが可能ないわゆるコンボドライブです。
CB20ANと比べるとCD-R/RWへの書き込み速度が向上していますが、そんな些細なことは問題ではありません。このドライブの画期的な特徴は、USBからの電源供給だけでの動作が可能なように設計されていること。このバスパワー動作時には読み書きの速度が少し落ちますが、USB2.0のおかげで十分実用的なレベルを保っています。DVDはともかく、レーザー光線で加熱する作業であるCD-R/RWの書き込みが可能なのは驚きです。
これさえあれば、今持っている3台の機能を全て1台でまかなうことが出来ます。これを使わない手はないだろう…ということで、半ば衝動買いに近いノリで購入してしまいました。浜松市内の店頭では見つからなかったので、マイレッツ倶楽部で購入。今回も注文日の翌々日に宅配されました。いち早く最新のものを手に入れたい…という意味でも通信販売は有利ですね。ちなみに価格は24,800円で、かつてのCB20ANの特別価格以下でした。
三段構えの電源
ところで、どんなパソコンでもこのCB35ANをUSBバスパワーで使えるというわけではありません。特にノートパソコンの場合、省電力のためにUSBへの電力供給をケチっている製品もあるため、電力不足で動かない…という事態が起こり得ます。
もともと専用のUSBケーブルは電力の損失を抑えるために短いものになっている(写真左)んですが、これだけでは電力不足の場合に備えて、もう一つのUSBポートから電力をもらう「コンバインケーブル」(写真右)も同梱されています。いよいよダメな時に使うACアダプターもちゃんと付属しています。
CF-R2Aの場合、FPANAPCで実際に動作した報告があったのであまり心配していませんでしたが、まずはCB35ANにACアダプターと専用USBケーブルをつないで付属のCD-ROMを挿入し、「バスパワー診断ツール」を起動します。動作中にACアダプターを外すよう要求され、しばらく待つと「接続されたケーブルで使用可能です」とメッセージが表示されて準備OK。無事バスパワーでの使用が可能となりました。まずはほっと一息です。
やっぱり二束三文
ところで、CB35ANの登場により存在意義を失ってしまった3台のドライブは、売りに出すことにしました。リサイクルショップに掛け合って、付いた値段は全部で6,000円。光ドライブは比較的消耗しやすい機械ですし、かなり安くなると予想はしていましたが…さすがにちょっとかわいそうな気がしましたね。まあ、 誰かにまた使ってもらえるのならそれもいいことです。CB20ANなんかまだまだ十分現役の機械ですしね。
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