CF-R2にも赤外線を

減量60g、15,000円也

マイレッツ倶楽部で、一度は販売終了となったCF-R2Aの最軽量モデルが「緊急追加発売」されています。限定10台とのことなので、どうしても欲しいっ!と思った方はお早めに。ただ、PanasonicのWebサイトで店頭販売モデルが既に「生産終了」とアナウンスされていることも考えると、ちょっとでも高い処理能力にこだわる方はモデルチェンジ版の登場を待った方がいいかも知れません。おそらく1GHz版の超低電圧版Pentium Mが搭載されて近日登場でしょう。

改めて価格表を見ると、CF-R2Aに最軽量モデルと同容量の40GBのハードディスクと512MBのメモリを搭載し、天板も同じ標準色のシルバーにしたモデルは、209,800円で購入することができます。一方、最軽量モデルの価格は224,800円。15,000円の価格差が付けられています。最軽量モデルには無線LANが内蔵されていないことも考慮すれば、実質的には価格差はそれ以上です。

販売する側から見たら、この価格差はおそらく「40GBの1.8型ハードディスクが高価なため、その分を上乗せしている」ということになるのでしょう。もしかすると生産台数が少ないことによりさらに原価上昇の要素があるかも知れません。しかし、購入する側から見ると、990gの標準仕様よりもカタログ上で60g軽いことに対して15,000円以上の付加価値を認められるのか?という問題になります。

60gという数字を見ても実感がなかなかわかないところですが、全体重量が1kg弱という中での60gの差は、実際に両モデルを持ち比べれば体感できるレベルです。私にとっては十分に15,000円に値する重量差ですね。もっとも、これは客観的な重量差だけでなく「世界最軽量」を謳った看板を買う…という面もあるのでしょうけど。こうした「肩書き」も、やはり所有する喜びを演出する重要な要素です。

Link Evolution IrSTICK

Small is beautiful, simple is the best.

…と、ちょっと前置きは長くなりましたが、今日はこの前東京で買ってきた新しいアイテムを紹介しましょう。USBケーブルをコネクタ部分だけにしたような半透明スモークの小さな箱で、ちょっと見たところ最近よく見かける「USBポートに差すフラッシュメモリ」のような感じですが、実はこんな小さな中に赤外線通信ポートが入っているんです。リンクエボリューション社の「IrSTICK」という製品です。

赤外線通信ポートの可能性については前にもお話ししたことがありますが、CF-R2には内蔵されていなくて残念な思いでした。このIrSTICKの存在については前から知っていたので当初から購入を考えていたんですが、浜松市内には販売している店がなく、今回所用のついでに秋葉原に寄って入手したわけです。ちなみに店頭では5千円台で売られています。

「外付けの赤外線通信ポート」自体選択肢は豊富ではありませんが、シリアルポートやUSBポートにつなぐデスクトップ機向けの製品があるようです。そんな中で、IrSTICKは明らかにモバイル用途を考えた製品。これ以上小さくシンプルにするのは不可能では?と思うくらい贅肉がそぎ落とされています。洗練された工業製品の持つ美しさを感じますね…これだけ小さくて軽いと紛失してしまいそうで怖いんですが。ストラップ穴が空いているといいかも知れませんね。

CF-R2への取り付け状態

まさにプラグアンドプレイ

セットアップも、そのシンプルなスタイル同様とっても簡単。このようにUSBポートに差し込むだけです。CF-R2の場合、USBポートは筐体右側と左側に一つずつ装備されていますから、IrSTICKを使うと他の機器との位置関係に応じて赤外線ポートをどちら側に出すこともできる…という内蔵ポートを超えた利点があります。

自動認識されます

差し込めば、このようにパソコン側が「USB接続の赤外線インターフェース」として認識してくれます。Windows XPの場合はOS標準のドライバで動作するのでそのまま使えますし、Windows 98以降のOSなら8cmのCD-ROMで添付されているドライバを組み込めばセットアップ完了です。

デバイスマネージャ

ドライバが組み込まれた後にデバイスマネージャで見ると、一般的な「赤外線デバイス」として認識されていますから、これまでの記事として採り上げてきたようにICカード公衆電話と接続したり、携帯電話から画像を転送したりすることが出来ます。もちろん、赤外線ポートを装備したパソコンとの間で最大4Mbpsでデータ交換をすることも可能です。CF-B5Rが相手だと、CF-B5R側の制約で115.2kbpsの速度になってしまいますけどね。

lets60-03s.jpg

さらに、デスクトップ機でもこのように前面にUSB端子を持っている機種なら簡単に赤外線通信ポートを追加することが出来てしまいます。まあ、私の今の運用スタイルではデスクトップ機に赤外線通信ポートのある意味はあまり無いような気もしますが。

パソコンに赤外線通信ポートをお手軽に追加するためのデバイスとして、IrSTICKはおもしろい存在だと思います。特に、赤外線通信ポートはNTTドコモの携帯電話で標準装備が進んでいるので、これからはこれらとの連携が進みそうです。iアプリと組み合わせて携帯電話の赤外線通信ポートをパソコンのセキュリティロックのために使う…というソフトウェアも登場していますね。

余談ですが、最後の写真でIrSTICKの中にぼんやりと青白い光が見えるのがわかりますか?。赤外線通信ポートで使われるのはその名の通り赤外線で、もちろん肉眼では見えないんですが、デジカメは人間の目とは色感受性が違うので、撮影するとこのように赤外線が写るのだそうです。


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