軽さという性能
CF-R2を持って初めて出張に出ました。お馴染みのバックパックに、いつも通りに本体とACアダプター、PCカード型H”端末、携帯電話接続ケーブルを入れました。鞄を持ち上げた瞬間、これまでと明らかに違う感覚にびっくりして、思わず中身を再度確認してしまいました。どう考えてもパソコンの入っている鞄には思えなかったんですよね。
もちろん、ここで言う「これまで」はCF-B5Rを持ち歩いていたときの鞄を想定した話です。実際に同じ構成で持ち歩いた場合の重量を比較してみましょう。
CF-B5R | CF-R2A | |
---|---|---|
本体 | 1,535g | 926g |
本体インナーバッグ | 315g | 142g |
ACアダプター | 286g | 230g |
PCカード型H"端末(ソフトケース込み) | 55g | 55g |
携帯電話接続ケーブル | 25g | 20g |
周辺機器用ポーチ | 117g | 117g |
合計 | 2,333g | 1,490g |
比べてみると実に800g以上もの重量差があることがわかります。この重量差に相当するものを考えてみると、DVD-ROM/CD-RWコンボドライブ一式+スペアバッテリー(716g)、デジタルビデオカメラ(標準バッテリー込み)+i.LINK PCカード+接続ケーブル(783g)、500mlペットボトル+コンビニおにぎり2個(762g)などがあります。
何よりも、CF-R2一式の重量がCF-B5R本体のみの重量よりも軽いんですよね。これではパソコンが入っていないように感じるのも当然です。もちろん、持ち歩くのは非常に楽になりますし、さらに「どこにでも持って出かけてみよう」という積極的な気分にさせてくれます。「軽さ」とは、そんな気持ちの変化まで含んだ重要な性能です。
新幹線への収まり
出張先へは、新幹線での移動となりました。座席に座り、膝の上にCF-R2を乗せて開き、ダウンロードしておいた情報の確認やメールチェックなどを済ませ、ちょっと一服するつもりで、備え付けの座席テーブルの上に載せたところでふと気が付きました。そういえば、これまではこんな風に開いたまま乗せられなかったんですよね。
試しにCF-B5Rと並べてみると、奥行きが3cmほど短くなっていることがわかります。
そして、それ以上に影響が大きいのではないか?と思うのが液晶画面を開いたときの高さ。薄い筐体の低い位置にヒンジ部があるので、同じ10.4型画面でも高さは2cmくらい低くなります。
鞄に収めるときもそうなんですが、ほんの少しのサイズの差が、できるかできないかという決定的な違いになります。巷には一時期薄さを競ったパソコンが多く出回っていましたが、縦横サイズが小さいことも、時には薄いこと以上に決定的な差を生む性能だと思います。レッツノートが、薄型化よりも面積を小さくすることにフォーカスして今のような形になったのは、最近「開発秘話」としていろいろな場所で紹介されていますね…もちろん、決して厚いわけでもないんですが。
使いたい場面で普通に使える
往路では情報を見るために30分くらい、復路では成果をまとめるために2時間くらいCF-R2を開いたままにしてありました。デジカメをUSBケーブルで接続して写真を取り込み、レタッチソフトでトリミングや色調の補正をしてから文書中に貼り付けて…という作業も、Pentium Mの処理能力があればストレスなくできてしまいます。これもRAMをかなり大量に消費する作業ですが、前回のチューニング後でも「メモリ不足」は発生しませんでした。
自宅に戻ってきて、バッテリーの残量をチェックしてみたら37%でした。結局ACアダプターは全く使わなかったので、計算してみるとバッテリーが空っぽになるまでは約4時間ということになります。前回も触れたとおり、バッテリーによる動作時間は使用方法によって大きく変わってしまうので単純な判断ができないんですが、今回の使い方は「使いたい場面で普通に使う」というスタイルを貫けたので、出てきた数値も参考になるものだと思います。
これまで使ってみたところ、日帰りの出張ならバッテリーだけで普通に使い続けることができそうだな…という感触を持っています。この場合、ACアダプターは荷物から外してもよさそうです。これでまた軽くなりますね。
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