新しいレッツノートを購入して以来、「レッツノートのある暮らし」の記事を集中的に追加しているところです。新しいものを手に入れれば、当然ながら新しい発見があります。ただ、困ったのは、新しいものを手に入れたせいで他のものまで欲しくなってしまうことなんですよね。現状の使い勝手と財布の中身とを比べながら、少しずつ何とかしていくつもりです。
サッカーのイングランド代表、デービッド・ベッカム選手が、水曜日・18日に日本にやってきました。昨年のワールドカップでは、華麗なプレー…それ以上に甘いマスクとファッションで日本人女性の皆さんのハートをガッチリと掴んでしまったベッカム選手でしたが、1年が過ぎた今でもその熱狂的な人気は健在。テレビのニュースでも連日のように「ベッカム様フィーバー」の様子が伝えられていました。
彼は別に日本に試合をしに来たわけでも、Jリーグのチームに移籍が決まったわけでもなく、今回の来日の目的は、契約している各社の宣伝活動のため。ワールドカップ以来日本での知名度が劇的に上がった彼には、当然のように日本の企業からCM契約の話が持ち込まれました。今日日本を発った後も東南アジアで「お仕事」が続く彼は、この旅行で20億円を稼ぐとも言われています。ハードスケジュールのようですが、これもお金儲けのためですから仕方ないのでしょう。といっても、これだけ稼ぐ人だと使わなくてはならないお金もたくさんあるでしょうから、どのくらいが「儲け」なのかはよくわかりませんが。
テレビに映っている彼は常ににこやかで、ファンサービスを強く意識しているように見えました。本来の仕事以外に、小学校を訪問して子供たちと対話しているときでもそれは変わりませんでしたね。CM出演云々以前に、プロスポーツ選手という職業自体ショービジネスの最先端といえるわけで、「如何に多くの人たちに楽しんでもらうか」という視点は当然あるべきです。もちろん競技での高いパフォーマンスは大事なんですが、それに加えてファンへの気遣いの出来る人こそが一流のプロスポーツ選手だと思います。そういう意味では、ベッカム選手は「超一流」と呼んでいいのでしょうね。
それでも、各社報道番組の女性キャスターたちがどうしてあんなに骨抜きになってしまうのかは、やっぱり私には理解できませんが。何より、ベッカム様人気がサッカー人気につながっているようにはとても見えないのが滑稽です。
サッカー人気といえば、スポーツに関する日本人の見方を調べた世論調査では、「好きな国内プロスポーツは?」との問いに対してプロ野球が35%、サッカーが16%という結果が出ているそうです。プロ野球が下降傾向、サッカーは上昇傾向だそうで、この数字からはワールドカップのおかげでJリーグの人気も上がった…と見られるかも知れません。ただ、ニュースでの採り上げ方を見るとそれをあまり感じられないんですよね…メジャーリーグの野球にかなり食われていますし。おそらく、サッカー人気が伸びていると言うよりは、これまでプロ野球一辺倒だったスポーツの嗜好が多様化しているということなんでしょう。
実は、ワールドカップ以後、Jリーグの試合を見ていても何だかつまらない…ということが増えたんですよね。というのも、終了直後に心配していたことが現実になってしまったんです。特に世界との差を感じるのはスピード感。最高峰であるはずのJ1でも、世界に通用しそうなスピードを感じるチームはほんの一握りで、かなり緩慢な展開の試合が目立ちます。代表選手の所属するチームでも、彼のスピードに他の選手がついて行けないんですよね。もしかすると、静岡県の高校サッカーの方がいい試合をしているかも知れません。
日本国内が「ベッカム様フィーバー」で沸き返っている間に、フランスではサッカー日本代表の選手たちが世界の選手たちを相手に戦っています。コンフェデレーションズカップの1次リーグで、日本代表は初戦でニュージーランドに勝ち、2戦目は地元フランスに敗れて1勝1敗。日本時間で明日早朝に行われるコロンビア戦で引き分け以上なら準決勝に進出…という状況になっています。
フランスとの試合は、スコア上では1対2の接戦。国内のマスコミでは、この試合での日本代表への評価はかなり高かったようですが、フランス代表がほとんど主力選手を使わなかったことを考えると、いいように遊ばれただけのような気もします。だいたい、このフランス代表のオーダー自体が日本サッカーの国際的地位の相変わらずの低さを象徴しているとは思いませんか?。今回に限らず「負けたけど健闘した」という評価がしばしばされますが、やっぱり勝って欲しいですよね。タイトルのかかった国際試合なんですから。
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