BTOとは言うけれど
前回、3代目のノートパソコンとしてCF-R2を購入しようと決めた私。次に問題となるのは、どのCF-R2を購入するのか?ということでした。店頭販売は1モデルだけなので、これを買うのなら全く考える余地はありませんが、ネット直販サイト「マイレッツ倶楽部」から購入すれば、いわゆるBTO(Build To Order;受注生産)によりある程度仕様を変更することが出来ます。
「マイレッツ倶楽部」仕様の最大の特徴は本体の色を多彩に選べることでしょう。CF-R2とCF-T2では6色の天板が用意されていますし、CF-R2の液晶サイドカバーに至っては実に17色も用意されています。私も含めて、パソコンの見た目にも個性を求めたい人には嬉しいところです。ただ、天板の色を標準のシルバー以外にすると、サイドカバーの選択肢が2~4色と非常に狭められてしまうのはちょっと残念ですが。
それ以上に残念なのは、BTO本来の旨味であるはずの、性能につながる部分のカスタマイズではあまり自由度が高くないこと。ハードディスク容量、メモリ搭載量、無線LANの有無、Microsoft Officeのプリインストールなど、選択できる項目数自体はそれなりに多いんですが、例えばハードディスクを60GBにすると無線LANは必ず内蔵、メモリは512MBのみ、Officeのインストールは選択不可…という風に他の項目もほぼ決められてしまいます。注文を受けてから1台ずつ作ってくれるのなら、もう少し一人ひとりのわがままを聞いて欲しいような気がします。
前々回にも少し触れたとおり、無線LANを内蔵しない軽量モデルを選ぶことにしましたが、この時点で搭載メモリは512MB、ハードディスクは40GB、Officeはなし、天板色は標準のシルバー…と決まり、自由に決められるのはサイドカバーの色だけ。派手な色の方がいいかな?と思い、真っ赤なものやオレンジ色の「椎名由美モデル」も候補に挙がったんですが、結局「迷彩グレー」に決めました。「マイレッツ倶楽部」のサンプルを見てもらうとわかりますが、色調よりも柄で自己主張するタイプです。
一緒に購入するものは?
「マイレッツ倶楽部」での購入自体はとても簡単。私は既に他の買い物もしたことがある会員ですから、画面上でBTOの構成を選んだ後は、会員番号とパスワード以外にはほとんど入力する事項がありません。あっという間に購入手続きが終わってしまいました。これで部屋にいながらにして20万円強が飛んでいく…と考えるとちょっと怖いですね。
CF-R2本体の購入手続きが終わった最後のページには、周辺機器の購入ページへのリンクが表示されます。ここでは、本体との同時購入限定で、ACアダプターやバッテリーなどの専用オプションや外付け光ドライブなどの各種周辺機器を、通常価格より安く購入することが出来ます。ここでは、CF-R2に外部ディスプレイを接続するときに必要になる専用の変換ケーブル、職場に置いておくための予備のACアダプター、そしてUSB2.0接続のDVD-ROM/CD-RWコンボドライブを購入しました。
先の2つはもともと購入する予定のものだったので、安く買えたのが嬉しかったんですが、光ドライブについてはどうするかずいぶん迷いました。既にUSB1.1接続のCD-ROMドライブやPCカード接続のDVD-ROMドライブも持っているので、これらを使う手もありましたが、DVD-ROMドライブにはWindows XP用の正規のドライバが存在しない(Windows 2000用の、しかも「試用版」のドライバで動かしています)こともあり、時代に合わせたスマートな環境にしたくて結局購入しました。DVD-RAMやDVD-R/RWへの書き込みも可能なポータブルのDVDマルチドライブにもかなり惹かれたんですが、これはさすがに予算オーバーでした。
他にもCF-R2と一緒に使いたい機器はいろいろありますが、これについては本体が届いた後に改めて考えてみることにしましょう。SDメモリーカードのように、CF-R2の機能を生かすために必要になる別売り品もあります。無線LANについては、IEEE802.11gの規格が正式に認められるまで待ちたいところですし。
ACアダプターは本当に小型、軽量?
CF-R2の「最軽量モデル」は6月6日に出荷開始なので、しばらくは待たされることになります。しかし、同時注文の周辺機器類の方はそれを待つ必要もありません。一足先に我が家に届きました。それも、注文した日の翌日に配達されましたからね。これにはさすがにびっくりしました。
周辺機器だけ届いても使いようがないわけですが、梱包を開いてみて一つ驚いたのがACアダプターの小ささ(写真左)。CF-B5R用のACアダプター(写真右)もそれほど大きな方ではないと思っていたんですが、それよりもさらに一回り小さいんです。重量もかなり軽くなっています(実測でCF-R2用:178g、CF-B5R用:246g)。
ただ、アダプター本体からコンセントに繋ぐ電源ケーブル(写真下)がかなり太く長いものになっているのは気になります。当然かさばりますし、これも含めた全体としての重量はほとんど同じ(CF-R2用:274g、CF-B5R用:286g)になってしまいます。カタログに載っている重量はアダプタ本体だけのもののようですが、全体が揃わないと使えないものですからね。「ACアダプターが小型、軽量」という各種評価記事にはちょっと問題があるような気がします(この件については次回記事も参照)。
(追伸)
この記事を公開した直後の6月2日に、マイレッツ倶楽部の品揃えがかなり変わりました。ハードディスク60GB+RAM 256MBモデルが登場して、選択肢がちょっと広がりました。今が旬(?)の虎縞サイドカバーも加わりました。まあ、私にとっては本体の選択について全く影響ない変更ばかりでしたが。
ただ、それよりもショックだったのは、周辺機器の価格改定が行われて、DVDマルチドライブが5,000円も値下げされたこと。そこまで安くなれば購入していたと思うんですが…。まあ、どんなものでも時が経つと値下げされる運命にありますから、こればかりはタイミングが悪かったと諦めるしかありませんね。
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