最近ご無沙汰ですが
前回の記事以後、新居のADSLによるブロードバンド環境は特にトラブルもなく落ち着いています。有線でつないであれば4Mbps弱、無線LAN経由でも3Mbps強で通信できているようです。おかげで、このコーナーに書くためのネタが全然ありません。もちろんこれは決して悪いことではなく、逆にトラブルがあっては困ってしまうんですが。
どうしても困る事態というのは起きていないんですが、ちょっとした不満はいろいろとあります。正直なところ、ちょっと環境を変えてみたい気もあります。ただ、予算の問題もありますし、他の所有機器などとの兼ね合いもありますから、今すぐ動ける状況ではないんですけどね。
どこでもつなぎたい
仕事の関係で、泊まりがけで岩手県盛岡市に出掛けることになりました。旅行時でも、電子メールのチェックをしたりSSK Worldの記事を書いたりしたいので、自分のパソコンからインターネットにつながる環境がないと気が済みません。そこで、いつも鞄の中にはレッツノートと一緒にPCカード型H”端末、携帯電話接続ケーブル、そして電話線を詰め込んで出掛けます。北海道に行ったときにも持って行った「三種の神器」です。
今回は、その荷物の中に無線LANカードも加えました。目的は、東京でホットスポットを利用するため。盛岡に行く途中には東京駅を通ります。東京駅には、JR東日本と日本テレコムが中心となって行っている「無線による、駅でのインターネット接続実験」があります。一時期休止していたんですが、今年2月から利用エリアを拡大して実験が再開されました。今回は対応プロバイダも増えて、他社ホットスポットとのローミングも行われるとか。さらに便利になりますね。
新幹線からブロードバンド
東京駅構内には数カ所のホットスポットが用意されていますが、その中に「22・23番ホーム」があります。ここは、東北・上越・山形・秋田・長野の各新幹線が上野方面に出発するホーム。ちょうど東北新幹線に乗る予定の私は、ここでホットスポットを利用することにしました。去年8月に使ったときの設定がそのまま残っているので、無線LANカードを挿入するだけですぐにアクセスポイントとの通信が確立しました。あとはブラウザからログインすれば準備完了。Mbps単位の快適な通信速度もそのままです。
ステッカーの貼られているホーム待合室は、私の乗る予定の車両(八戸・秋田行きのはやて・こまち号は全席指定ですからね)のちょうど真ん前あたり。これなら自分の座席からでも使えるんじゃないか?と思い、車両に乗り込んで、自分の座席に座ってからもう一度ノートパソコンを開いてみました。すると、電波状況が「弱い」まで落ち込んでいたものの、接続は可能でした。鉄道の車両は基本的に金属の箱ですから、電磁波のシールドになってしまうんでしょうか。列車が動き出したら、5秒ほどで接続不能になりました。さすがにH”のようには行きません。
盛岡駅でもブロードバンド
東京駅から新幹線に揺られて2時間半。無事盛岡駅に到着しました。車内で書いた電子メールへの返事を送るために、もう一度無線LANカードを差し込みました。というのも、「無線による、駅でのインターネット接続実験」のホットスポットはこの盛岡駅にもありますから。新幹線から降りて南改札口を出るとすぐの待合室で、無線LANを利用することが出来ます。東京駅と同一のサービスなので、接続までの手続きは特になし。実にお手軽です。速度も東京駅構内と同じくらいの2Mbps前後が出ています。
盛岡滞在中も、ここまで来さえすればブロードバンド環境が利用できるな…と思っていたわけですが、結局到着した日と出発する日の計2回しか使いませんでした。ホットスポットはこの1カ所しかありません。ホテルからちょっと遠かったので、わざわざ足を運ぶ気にならなかったんです。実際のところ、メールチェック程度ならそれほど高速である必要は感じませんから、自室で出来るH”の方がずっと楽だったんですよね。メールチェックに限定するなら、PHSがつながらない場所でも携帯電話のパケット回線を利用すれば経済的です。結局のところは目的に応じた使い分けになるのでしょうか。
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