前回の冒頭でも少し触れましたが、先週から我が家の引っ越し作業を進めています。今月中に少しずつ荷物を運び、来月1日には新しい家での生活をスタートさせたいと思っている…というよりも、今の家の契約が今月いっぱいなので「スタートさせなければならない」んですが、基本的にはひとりで荷物運びをしなくてはなりませんから、「少しずつ」とは言ってもこれが結構大変です。さすがに冷蔵庫やテレビ、洗濯機などの大物は業者に頼んでしまいましたけどね。クーラーも取り外しから取り付けまで一貫してお願いできるので、その方が楽です。考えてみると全部お願いしてしまった方が楽だったかな?とも思いますが。
幸い、引っ越し先は職場までの通勤路の途中にあるので、朝早めに出かけて新居に荷物を下ろしてから出勤しています。私の車なら、後部座席を倒すと完全にフラットになるのでかなり荷物が積めますしね。しかし、ただでさえ通勤に1時間かかっていたところにさらに30分以上早く出発しているわけで、さすがにちょっと疲れが見えてきました。しかも、帰宅後も2往復くらいして荷物の積み降ろしをしていますからね。睡眠不足が見事に出ています。居眠り運転はしないように気を付けなければ。
これまでは2階建ての借家に住んでいたんですが、引っ越し先は普通の賃貸マンション。ひとり住まいとはいっても一応本家と言うことで、親戚の訪問なども考えてかなり広い家を借りましたが、それでもこれまで家に置いていたものを全て運び込むわけにはいきません。そんなことをしたら私の居場所がなくなってしまいます(笑)。
仕方がないので、家にあるもの全てを整理して、不要なものは売ったり、捨てたり…ということになるわけですが、いざ片付けに入ってみると、どう考えても必要のないものが大量に保管されていることに気が付きます。古くなったりサイズが合わなくなったりして着られなくなった衣類、故障していて全く動かない電気器具、昔は毎号買っていたけれど今さら全然読み返さない雑誌、ほとんど使った記憶のない食器…数え上げればきりがありません。借家でも一戸建てだと収納スペースは意外にたくさんありますから、捨てずに全部保管してしまうんですよね。
よく、整理整頓の極意は「捨てる」事だと言われますが、実践するのは意外に難しいものです。個人差もある話かと思いますが、私自身はものを捨てるのが最も苦手な部類の人間だと思います。一つ一つのものの中に「思い出」という物語があります。それを思うとなかなか捨てられなくなってしまうんですよね。さすがに今回ばかりは思い切って捨てることにしたものもたくさんありますが。例えば、半分以上の鍵盤で音が鳴らなくなってしまったキーボードなんかもそうです。
大変なことの多い一方で、楽しいことだってあります。新居での家具の配置を考えるのはとても楽しいですね。とは言え、全ての家具を買いそろえるわけではなく、基本的には今の家にある家具を活用することになるわけですから、組み合わせ方はまさにパズルゲームです。
この空間にはどの家具が入るんだろうか?…というのを頭の中のイメージだけで組み上げるのは不可能に近いので、方眼紙の上に間取り図を書き写し、同じ方眼紙から家具の寸法を測って紙を切り取って、間取り図の上に並べながら考えました。最近は「間取り図に特化した3次元CGソフト」とでも言うべきものが出回っていますが、案外こうしたローテクの方が直感的に考えるには楽だったりします。しかし、実際に家具を運び込んでみると予定した位置に納まらなかったり、意外に圧迫感が大きかったり…となって、その場で変更してしまうことも多々あるわけですが。
実は、もう一つ楽しみにしていることがネット接続環境の変化。今利用しているADSLは住居の立地条件に大きく左右される通信手段で、当然の事ながら引っ越しをすれば全く条件が変わります。こちらで調べた限りでは、引っ越し後の環境が現在より大きく後退することはないはずなんですが、こればかりはやってみなくてはわかりません。こちらについてはただいま手続き中なので、落ち着いたところで改めて報告したいと思います。まさにこのために作ったような別コーナーもあることですし。
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