「レッツノートのある暮らし」「自作PCドタバタ日記」の2コーナーで、CGIを使った表示方法に切り替えました。どちらも記事の量が増えてきたので、後々のことも考えながら、体裁と内容を分離する形にしたわけです。この機会に「Let’s noteのある暮らし」だったコーナー名の表記自体も変えました。FPANAPCのメールマガジンからの提案に乗った形になるんですが、実際に検索してみるとわかるとおり「Let’s note」という名称はかなりくせ者なんです。ありふれた英単語2個の組み合わせですからね。このキーワードでは目的の記事になかなかたどり着けません。
他にも話題にしたいことはいくつかあるんですが、それでもワールドカップサッカーの話は外せませんね。準々決勝が終わり、ブラジル、ドイツ、韓国、トルコの4チームが勝ち残っています。地域バランスとしてはヨーロッパ2チームに南米、アジアということになりました。準々決勝でセネガルがトルコに勝てば、ここにアフリカ大陸まで加わってまさに「ワールドカップ」らしくなるところだったんですが。
前評判で優勝候補と目されていた国々が苦戦し、フランスやアルゼンチンに至っては決勝トーナメントにすら進めませんでした。人気・実力を兼ね備えたスター選手を擁したイタリアやイングランドの姿も既にありません。ジダン選手を使えなかったフランスが1得点も挙げられずに予選で敗退したのを例に挙げるまでもなく、万全な戦力で臨めるとは限らないところが一発勝負の大一番の怖さです。特にサッカーの場合故障者だけでなく比較的簡単に出場停止になってしまうところもポイントになってきますよね。このあたりはtotoの予想でも頭を悩ませるところなんですが。
決勝トーナメントでは、90分では決着の付かない試合についてはゴールデンゴール方式(Jリーグで言うVゴールと同じで、先に得点した方を勝者とするわけですね)による30分間の延長戦、それでも決着が付かなければPK戦…ということになっています。ただでさえ90分間ピッチを走り回らなくてはならない選手たちにとって、試合時間がさらに30分以上も追加されるのは非常に辛いことだと思います。限界ギリギリからそれを超えたところの勝負になるからこそ、番狂わせも起こりやすくなるわけです。ただでさえこの試合に負ければ即終わりのサバイバル・ゲーム。選手たちにかかるプレッシャーは尋常ではありません。
実は、このことを考えたときに日本代表は有利なはずだったんですよね。全員がJリーグでVゴール方式による試合を戦った経験を持っているわけですから。世界的に見ても、プロリーグでこの方式を採用しているのは日本だけだとか。ですから、この点についてだけは基本的に90分のサッカーしかしない他国のプロリーグ所属選手よりも経験豊富です。もしかすると、同じようにJリーグで活躍する選手を多く擁する韓国が勝ち抜いて行けた理由の一つはこれかも知れません。イタリアを延長Vゴール(敢えてこう言いましょう)で、スペインをPK戦で破りました。
日本代表は、決勝トーナメントの1回戦でトルコ代表に惜しくも敗れてしまいました。テレビ中継を見てそれほど実力差があるとは感じませんでしたが、ほんの紙一重の所で結果は出てしまいます。たまたまゴールが決まったか、決められなかったか、それだけの違いのように感じます。それを「決定力の差」と断ずるのはかわいそうな気がしました。そんなに簡単にゴールが量産できるようではサッカーという競技は成立しません。
試合後の選手たちのコメントにも悔しさがにじみ出ているように思いました。でも、圧倒的な実力差の前に叩きのめされたわけでもありませんし、案外立ち直りは早いのではないでしょうか。次のワールドカップにも出場できる可能性のある選手が多いと思います。より高いレベルを目指して日々精進してほしいですね。来月からは早速Jリーグも再開しますし。
一方、韓国のベスト4進出については、今大会の共催国でありアジアの隣人である韓国の活躍ですから喜ぶべきだとは思うんですが、私はどうも素直に喜べません。引っかかっているのはアメリカとの対戦。2月のソルトレークシティ五輪でのショートトラックの判定をまだ根に持っていたらしいですね。国内は「あのときの借りを返せ」と異様な盛り上がりを見せて、金大中大統領が観戦を取りやめたほどでした。全く違う競技の、しかもずいぶん前に決着の付いたことに対してそれだけこだわるというのは私には理解できませんでした。ゴールを決めた選手がスケーティングの真似をするパフォーマンスを見せたのに至っては怒りさえ覚えました。韓国の選手も含め真剣にショートトラックの競技に臨んだ人たちに失礼だと思うんですが。
サッカーに限らず、韓国の人たちがスポーツ競技の勝敗に賭ける情熱には想像を絶するものがあります。国としても手厚いサポートが行われていて、国際大会で優勝した選手は年金で一生暮らしていけるという話も聞いたことがあります。だからこそ選手も必死なんですよね。勝負への執着心の強さでは日本は韓国に到底かなわない気がします。それが現状のこの差に出ているのかも。
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