23日は私の誕生日だったんですが、今年は私のところに届く「お祝い」メールの数がちょっと増えました。と言っても、特別友達付き合いが増えたわけでもなくて、届いたメールの多くはメールマガジンサービスからの自動メッセージだったりするんですが。自動だとはわかっていても、メッセージにちょっと気が利いていたりするとそれでも嬉しかったりします。ただ、考えてみると生年月日を登録してあるからこそ届くメールというわけで、結局は自分で催促していることになるんですよね、これは。
もちろん、登録してあるのは生年月日だけではありません。メールマガジンの種類によっては住所、氏名、電話やFAXの番号など「リアルワールド」の情報が必要だったりしますし、そうでなくても興味のあるジャンルなど自分でなくては知り得ない情報を登録してあったりします。これも個人情報を不用意にばらまいてることにならないのか?と言う心配も出てきますね。そう言えば、「生年月日」といっても生まれた年を利用して届くメールは未だ見たことがありません。使い方が難しいからでしょうか?。場合によっては相手の心証を害するかも知れませんし。
2ヶ月以上もの空白期間を経て、Music Worldがようやく一部公開の運びになりました。あれだけ長い間閉めっぱなしだったのにたったあれだけ?…とのお叱りもあるかも知れませんが、仕事でやっているわけでもないものですから、どうかご容赦ください。リニューアルを決めて一時閉鎖した後からいろいろと思いついたり状況が変わったりしてしまったものですから、結局スタイルを決めるまでにずいぶん時間がかかってしまいました。
新しくなったMusic Worldですが、見た目そのものが極端に変わったわけではありません。確かにアイコンの種類が増えたりはしましたが、むしろ私自身は外観はこれまでよりも地味になったんじゃないかな?と感じています。しかし、そうなるのも当然のことでした。今回私が変えたかったのは、外観ではなくMusic Worldの構造そのものだったんです。
実は先に宣言しているんですが、今回のリニューアル作業で私が考えたのは、より多くの皆さんに、もっと気軽に、より簡単に、より質の高いものを聴いていただくためにはどうすればいいのか…ということ。このことを念頭に置いたとき、これまでのMusic Worldには致命的な欠点がありました。それは、実際に音が聴けるまでにたどらなければならないページが多すぎること。ホームページからMusic World→2つのLibraryのどちらか→曲の解説と進み、解説ページを下までスクロールさせるとようやく曲データへのリンクにたどり着けます。しかも、この曲データの種類が多くて説明も不親切だったと思います。
新しいMusic Worldでは、このあたりを踏まえて大きく構成を変えています。聴いてもらいたい曲に、Music Worldのトップから直接アクセスできるようになりました。「曲を聴く」ボタンをクリックすれば音声データを読み込み、それ以外のボタンをクリックすると別ウィンドウを開いて情報を表示します。このウィンドウの制御にJavaScriptを使用して、無用に大きなウィンドウは開かないようにしてあります。一応JavaScript非対応ブラウザでも表示そのものは破綻しないように対処してありますけどね。
これまでにMIDIデータのみで公開していた曲についても、基本的に音声で聴けるようにしたいと思っています。MIDIデータの場合、聴いてもらう皆さんの側の環境によって出てくる音がずいぶん違うので、おそらく私の意図したとおりの音を聞いてもらうのはほぼ不可能でしょう。それなら、音声データをそのまま聴いてもらう方がずっといいと思ったわけです。ファイルサイズはずいぶん大きくなってしまいますが、幸いなことに巷では近年のブロードバンド化でファイルサイズに対する認識が変わって来つつあります。
音声データの形式に選んだのはmp3PRO。最も広く普及しているMP3形式の上位規格で、相互に互換性もあります。Windows Media Player、Quicktimeなど標準的なソフトでもMP3の再生はサポートされていますから、多くの人はボタンを押せば組み込まれたMP3プレーヤーで曲が再生できます。さらに、mp3PRO対応のプレーヤをお持ちの方ならより高音質の再生が行えます。登場した当初は普及していくのかどうか疑問もあったmp3PROなんですが、それなりに使える環境も整ってきたようです。
決め手になったのはMP3プレーヤーで再生できる下位互換性、そしてベースがMP3という古くなった規格である割には出てくる音が意外に素直なことでしょうか。同等の圧縮率を実現している方式にはWindows Media、TwinVQ、AACなどいくつかありますが、こうした新しい規格でも圧縮前の音と比べると音質が変化しているのがちょっと気になっていました。結果的に聞きやすい音になっている場合もあり得るんですが、元々の音をより近い雰囲気で再現できるものの方がより良いわけです。音質の調整は制作段階で自分の意図したとおりに行うのが一番ですから。
実は、これだけでは片手落ちなんですよね。いくら構成を変えたところで、まずはSSK Worldまで来てもらわなくては始まらないわけですから。新しく訪問してくれる人を増やすための方法についてもいろいろと考えていることはあるんですが、まだ方針は決めていません。ともかく、動くのはMusic Worldの全容を固めてからでしょうか。
コメントを残す