SSK Worldへの通算アクセス数が、3月5日に10,000を超えました。やっぱり、桁数が増えると言うことにはある種感慨がありますね…実際には、どんなときでもアクセスカウンタは地道に1つずつ数字を刻んでいるだけなんですが。カウンタが5桁になっても、マイペースで一歩一歩進んでいくことは変わりません。これからも、今までと変わらず気の赴くままにやっていきたいと思っています。
今回の話題は、BSデジタル放送について。先月から、私の家でもBSデジタル放送が視聴できるようになりました。放送を受信するための方法にもいくつかあるわけですが、私の家ではBSデジタルチューナー内蔵テレビを購入しました。チューナーをつなげば放送自体は見られるんですが、ハイビジョン放送の真価を実感するにはやはり専用テレビです。チューナー内蔵の方がややこしい配線も少なくなりそうですし。
購入したテレビが、このPanasonic・TH-28D20。一番売れ筋の32型、36型よりは一回り小さい28型なんですが、写真を見てもらうとわかるとおり、これより大きなテレビはテレビ台に載らなかったんです。テレビ台もスチール製の結構お洒落なもので、他のインテリアに合わせていますからね。まだ購入してから時期も経っていませんし、ここはやっぱり譲れません。
このテレビの前に使っていたのも同じPanasonic製の、同じ28型ワイドのテレビだったんですが、画面がちょっと小さくなったように感じます。実際のサイズはそうでもないようなんですが、これはきっとブラウン管が完全な平面になったからではないかな?と思います。平面ブラウン管もすっかり一般的になってきましたね。最初は中央部分が凹んでいるようにも見えましたが、さすがに最近は慣れてきました。室内の照明の写り込みもなく見やすいですね。
一昨年のシドニー夏季五輪から試験放送が始まったBSデジタルなんですが、我が家での導入はソルトレークシティ冬季五輪の開幕には何とか間に合って、開会式から各競技の中継はBSデジタルで視聴することが出来ました。ハイビジョン放送が従来の放送よりも美しいのは、新しい技術で放送されているわけですから当然と言えば当然なのですが、驚いたのはこれまで見ていた地上波放送の画質も劇的に向上したこと。このテレビでは、従来の地上波放送もより美しく見られるように、受信した映像をデジタル処理してハイビジョン放送並の解像度に変換しているのだとか。さらに、これまで悩まされていた某公共放送のゴーストも、ゴースト低減回路ですっかり解消されています。
BSデジタル放送の視聴を始めて1ヶ月ほど経ちますが、今気になっていることの一つは、特徴の一つであるデータ放送を使い切れていないこと。デジタル放送ならではの特徴として、文字や画像などのデータがテレビ放送と一緒に電波に乗って来て、番組関連の情報やそれ以外のいろいろな情報を画面で見ることが出来ます。ところが、テレビを見る側の私たちがテレビにそんな付加価値が付いたことをまだ理解できていません。これについてはもうしばらく使ってみて、慣れるしかありませんね。
もう一つ気になっているのは、民放のBSデジタルが面白くないこと。BSデジタルには、NHK衛星第1,衛星第2,ハイビジョン以外にも民放のチャンネルがいくつかあります。BS日テレ、BS朝日、BS-i(TBS)、BS JAPAN(テレビ東京)、BSフジは無料放送、WOWOWとスターチャンネルは有料放送ですね。無料放送各社は基本的にハイビジョン放送を行っているようなんですが、実際には地上波放送と全く同じ番組を放送していることが結構良くあります。通常の地上波放送の画面縦横比は4:3、ハイビジョンは16:9ですから、こうした番組のときには画面の左右が真っ黒だったり、申し訳程度の「窓枠」が表示されていたりします。これでは何か寂しいですね。損しているような気持ちもします。もちろん、独自の番組、ハイビジョンならではの番組もちゃんとあるんですけどね。
これに比べると、WOWOWのBSデジタルの使い方はひと味違います。BSデジタル放送では、通常放送の3チャンネル分を使ってハイビジョン放送1チャンネルが放送できるシステムになっていますが、WOWOWでは通常放送3チャンネル分として使っている時間帯がかなり多くなっています。これまでの3倍の番組が選べるようになる魅力は十分大きいと思います…通常放送でも十分綺麗な画質で放送が楽しめますからね。流石は元祖BS有料放送です。まあ、私の場合はスカイパーフェクTV!も利用できるので、WOWOWをあえて契約するメリットはそれほどないんですが。
ところで、テレビ本体を見て思ったのは、最近のテレビは複雑になってきたな…ということ。テレビのリモコンを見るとよくわかるんですが、チャンネル選択や音量などのボタン以外にも実に多くのボタンが付いています。テレビの背面に回ってみると、アンテナ端子やビデオ入力以外にも実にいろいろな端子があります。双方向サービス用の電話線をつなぐモジュラージャック、ドルビーサラウンドスピーカーもつなげる光デジタル出力、さらにはデジタルビデオを接続するためのi.LINK端子まであります。
また、説明書を見て驚いたのがテレビ本体を内蔵ソフトウェアのバージョンアップで機能向上させることが可能なこと。ソフトウェア自体は、BS衛星から電波に乗ってやってくるのだとか。早速、この3月から試験放送がスタートした新しいCS放送、いわゆる110度CSへの対応が行われるのだそうですね。スカパー!のチューナーにも同様の機能が付いていたので、実際にはそう驚くことではないはずなんですが、やはりテレビは最も一般的な家庭電化製品として確固たる地位を築いている製品。説明書に「ダウンロード」なんて単語が出てくるとまだ違和感を感じてしまいますね。こうした形で、一般生活へのITの浸透は確かに進んでいると感じます。
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