水曜日・21日に槇原敬之の新作アルバム・「Home Sweet Home」が発売されました。実は、私のMusic Worldへの新作発表は、またも彼の新作リリースを意識して日程に追われていたんです…まあ、私が勝手に追い込まれているだけなんですが。彼の曲を聴いていていつも思うのは、卓越したボーカリストとしての技術、そしてそれ以上に詞と曲作りのセンス。私の曲作りは彼の曲に大きな影響を受けていて、勝手に彼を「師匠」だと思いこんでいる訳なんですが、このすべてにおいて彼のレベルには到底届きません。
特に差を痛感するのが歌詞。日常のごくありふれた出来事を描き、その中から自らの心情、しかも普遍的に誰でもが持ちうるものを描き切ります。しかもそれが実に自然体に見えてしまうからすごい。まあ、私の場合歌と詞についてはまだまだ始めたばかりの段階ですからね。精進が全然足りません。少なくとも、いろいろな物事に素直に感動できる気持ちを持ち続けたいな…とは思っているんですが。
9月下旬からしばらくの間、群馬県内に駐在していた(?)私なんですが、いよいよ来週いっぱいで浜松に戻ります。というわけで、2ヶ月間続いてきた「Weekend SSK強化月間」もこれで最後となるはずです。来週以降、Weekly SSKは通常営業モードに戻る予定ですが、もしかすると何を書けばいいのか困ってしまうかも知れませんね。
9週目、最後の目的地は苗場。今回は群馬県外に行って来ました…まあ、最初の尾瀬だって群馬県内だけではありませんし、その次の日光は完全に県外、さらに谷川岳も県境でしたけどね。そして、苗場と言えばもちろん有名なのは苗場スキー場。実は、当初の予定では谷川岳天神平スキー場に行くつもりだったんですが、行く途中にラジオで「苗場スキー場が今日オープンする」(この日は23日の金曜日でした)とのニュースが流れました。そこで急遽予定変更。関越自動車道には乗らず、国道17号線を北に向かいました。
苗場スキー場は、今更私が説明する必要もないほど有名ですよね。日本で初めてナイタースキーが行われ、ワールドカップも初めて開催されたスキー場で、ただでさえ広いスキー場が今年から隣の田代・かぐら・みつまたスキー場とゴンドラで結ばれて、気の遠くなるほどの広さになりました。松任谷由実が毎年「SURF & SNOW in Naeba」と題してコンサートを行うなど、スキーそのもの以外にも様々なイベントが行われ、「スキー場」と言うより「スノーリゾート」といった雰囲気が漂う場所です。それこそタイトルのようにローマ字で「Naeba」と書く方が似合ってしまいそうなくらい。何しろ、入り口の所に立っているのが苗場プリンスホテルなんですから。
今日から開幕と言うことで、苗場ではオープニングセレモニーが行われました。セレモニーは何故かアルペンホルンの音と共に開幕。今年の苗場は「ヨーロッパアルプスのイメージ」なんだとか。この後、このアルペンホルンの人たちも入った楽団がヨーデルなどアルプスの民族音楽の演奏をしましたが、観客の方はもう一つ盛り上がらなかったようです。
スキー場のオープニングセレモニーと言えば、欠かせないのがたいまつ滑走。その名の通り、たいまつを持った人たちがゲレンデを優雅に滑走して降りてくるんですが、それよりも度肝を抜かれたのがものすごい量の打ち上げ花火。光・爆音と共に見ての通りの白煙が上がり、一時スキーヤーたちは全く見えなくなってしまいました。もちろん私たち観客も花火の方に気をとられてしまい、気が付いたらたいまつは下まで降りてきていました。
他には、地元スキースクールのインストラクターやプロの人たちによるデモンストレーションが行われ、鏡割りもありました。このセレモニーのためにリフトの営業開始は通常より遅かったわけですが、年に一度のセレモニーですし、見られたことの方が嬉しかったですね。だいたい見たこと自体初めてでしたから。
ところで、スキーの初滑りについては先々週に丸沼高原で済ませています。そこで、今回はスノーボードの初滑りと言うことにしました。スキー場近くのレンタルショップで道具一式を借りて、スキー場までは車で運びました。スキーキャリアがなくても、私の愛車・エクストレイルならリヤシートのど真ん中をぶち抜いて積むことが出来てしまいます…こんな時に使わないと使い道もありませんからね。ちなみに、帰るときにもボードが完全に乾かないうちに荷台に乗せてしまいました。プラスチック張りの荷台に防水生地のシートですから大丈夫。これまで試してみませんでしたが、初の本領発揮です。
スノーボードに乗るのは昨シーズン最後の「ムチャするスキーツアー」以来です。それでもやはり半年以上乗っていないわけですから、感覚をつかむのには意外に時間がかかりました。とにかくよく転びましたね。それでも肘や膝、さらに腰と尻にはちゃんと衝撃吸収用の防具を入れていたので、幸いそれほど痛くなることはありませんでした。
しかし、それよりも困ったのは暑いこととウェアが濡れること。もちろん濡れる原因は湿った重い雪で、まだ気温の高いこの時期のスキーでは仕方がないんですけどね。さすがに苗場でもゲレンデは人工雪で作らざるを得ず、丸沼高原の時と状態は似ていました。ただ、違っていたのはリフトが2本動いていたこと。おかげで待ち時間は5分程度で済みました。
開幕の華やかな雰囲気を楽しみ、さらに密度の結構高い練習をすることが出来ました。かなり満足しています。ところで、丸沼高原に続いてここでも昼食にはカレーライスを注文しました。苗場のカレーライスはカツが載ってないチキンカレーが1,000円でちょっと割高でしたが、味の方は確かでした。スキー場の昼食とは言え、そこはさすがにホテルのレストランですね。
帰りは、国道17号線をさらに北に向かい越後湯沢の温泉に立ち寄り、関越自動車道で戻ってきました。関越道では国内最長の自動車用トンネル・関越トンネルを通ることになりましたが、これは確かに長いです。何しろ全長11km。トンネル内は時速70kmに制限されていますから、通り抜けるのには10分弱かかる計算になります。実際には8分ほどで出てきたような気もしますが…まあ、それでも長いことには変わりありませんね。
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