…でもあっけないほど簡単
いよいよ運命の日・8月3日がやってきました。この日は、こちらで接続切り替えの準備が出来た時点でNTT西日本の電話局に連絡して、手早く機器を繋ぎ替えます。電話局の側でも切り替え工事を行い、10分程度で作業は終わることになっていました。事前に「午前中」と言うことで打ち合わせが出来ていたので、朝9時になるのを待ってすぐにこちらから電話連絡し、作業に取りかかりました。…やっぱり待ち遠しいんですよね。一方で、開通するかどうか心配で、早く結果を見たい気持ちもありましたが。
機器の接続を替えてから3分くらい経った後、ADSLモデムの「ADSL」と書かれたランプが点滅を始めました。このランプは、点滅中はADSLの通信が可能かどうかテストしている状態で、テスト後このランプが点灯状態になればADSLの通信が可能になったことを示します。点滅状態が続くこと1分…待っている時間は長いものです。
しばらく待った後、ADSLランプは無事点灯状態に変わりました。これで、通信速度はともかくADSLの回線を使うことは出来るようになったわけです。ランプが点灯してから5分くらい後、NTT西日本から工事終了との連絡がありました。結局、本当に10分くらいで終わってしまいました。あっけないものです。
つながっただけでは面白くない
早速、ADSLモデムからのLANケーブルをレッツノートに接続して、フレッツ接続ツールを起動、接続のための設定を行い、ADSL回線に接続してみました。フレッツ接続ツールは、基本的にこれまでのダイアルアップと似た雰囲気で使えるようになっていて、比較的わかりやすいインターフェースです。接続はあっさり確立。試しにいくつかのWebサイトを見てみることにしました。通信速度が速くなったことは、画面の表示されるまでの時間が短くなったことで明らかに体感できます。
試しに、Music WorldからTwinVQの音声ファイルをダウンロードしてみましたが、3.7MBの巨大なファイルが30秒少々で手元に届き、ストリーム再生もリンクをクリックした直後に再生が始まります。Music Worldでは、高音質の音声データに「ブロードバンド回線用です」と解説を入れているんですが、それを実感したのはこれが初めて。本物は想像以上にものすごいです。こんな環境なら、躊躇なく数MBのファイルをダウンロードできます。
それでは、実際のところどのくらいの速度で通信が行われているのか?。ADSLの場合、通信速度はかなり変動するようなので、このあたりのことは非常に気になります。先に書いたTwinVQファイルのダウンロードでは、1MBあたり約10秒ということで、およそ700kbps?800kbpsのスピードが出ていることになります。電話局からの距離を考えるとなかなか優秀な数値といえるかも知れません。
この通信速度を計測してくれるWebサイトがあります。osoさんの受信速度自動計測ページです。試しにここで受信速度を測ってみたところ、こんな感じになりました。いろいろな時間帯にこのテストを実施してみましたが、だいたい600kbpsから800kbpsの範囲内の数値が出てきました。回線が混み合っていると言われる午後11時台でも、この数値はほとんど変わりません。ISDNのときと比べると十分満足できる数値です。思い切って切り替えてみて良かったな…と思っています。
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