前回はサッカーの話でしたが、今度は野球です。2月下旬から、プロ野球は各地でオープン戦が開催されて、少しずつ雰囲気が盛り上がっています。浜松では、今日・3月7日に中日ドラゴンズ×日本ハムファイターズの試合が行われました。浜松でプロ野球の試合が見られることもそう多くありませんから、今日は仕事を休んで観戦に出かけました。よく「球春到来」などと言いますが、別に球技だったらどれでも使える言い方ですよね。でも、私にとってはやっぱりこの「球」は野球のボールのようです。
ところでこの「オープン戦」、プロ野球ではこう呼んでいますが、サッカーの場合リーグ戦の開幕する前の練習試合は「プレシーズンマッチ」と呼びますね。何かにつけて野球とサッカーでは同じことを指す呼び名が違っているんですが、たいていはサッカー用語の方が国際的に通用する呼び方です。明治時代に強引に用語の日本語訳を作ってしまった野球と、海外での言い方をそのまま取り入れたサッカーの違いが大きいのでしょうね。それ以前に、サッカーの方が多くの国で親しまれている…という根本的な違いがありますが。
バスを乗り継いで、浜松市営球場に向かいました。さすがに平日のデーゲームだけあって、バスは空いていましたし、球場では内野席でもかなり空席が目立ちました。ただ、顔ぶれを見ると「君たち、今日の仕事はどうしたの?」とツッコミたくなるような雰囲気の人たちがかなり多かったようです。まあ、それを言われると私自身も言い返す言葉がありませんが。
今回も、最近のパターン通り前売り券を買って(「券がある」と言えば休暇の口実に…なるわけがないんですが)1塁側内野席での観戦と言うことになりました。カメラマン席のすぐ上あたりのいい席だったんですが、今日はかなり強い風が吹いていたので、スタンドは寒かったですね。しかもグランドからの砂が飛んできて目に入ります。気になって擦っていたせいか、家に帰って鏡を見たら目が充血していました。実はまだ痛いです。
オープン戦は、試合をするチームの側からすれば、選手たちに試合勘を取り戻してもらったり、チームの新戦力を試してみたりする場です。ですから、勝敗よりもむしろ選手のプレイ内容が問われることになるのですが、今日の試合はそう言う面でも余り面白くありませんでしたね。つまらない連携ミスから点を取られたり、投球が全然ストライクにならなかったり…ベンチでは監督がさぞご立腹でしょう。スタンドに当たる風の寒さよりも、試合展開の寒さに震えていたような気がします。だいたい、白熱した試合展開になっていれば見ている側も寒さなんて忘れるものです。
今日の試合の話題と言えば、フリーエージェント宣言でヤクルトスワローズから移籍した川崎投手が、初めてドラゴンズの選手としてマウンドに上がったことでしょうか。さすがに実績のある投手だけあり、1イニングを無難に3人で片付けました。ドラゴンズの背番号20のユニホームもなかなか似合いますね。まあ、あのユニホームはデザインがシンプルなので、着る人を余り選ばないのですが。
ちなみに、試合は3対2でファイターズが勝利しました。オープン戦だから勝敗にこだわらない…とは言いますが、やはりスタンドで見ているファンとしては贔屓のチームに勝ってほしいものです。9回裏に1点返してくれたので、ちょっとは悔しさも紛れましたけどね。
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