この時期、ことあるごとに「今年初めての」という言葉を聞きます。もちろん、今年は「今世紀初めての」という言葉でそのまま置き換えることが出来ますね。しばらくはそんな言葉を聞き続けるんだろうな…と思っています。今回のWeekly SSKも、そんな「今世紀初めて」のひとつからの話題です。今世紀どころか生まれて初めてのこともあったりします。
昨日(1月6日)、今年の初滑りに出かけました。高校時代の友達と連れだって出かけた先は、治部坂高原スキー場。このスキー場は、私がかつて生まれて初めてスキーを履いたという思い出の地なんですが、それを抜きにしても静岡県西部からのアクセスが最も近いスキー場の一つです。路面凍結などの障害がなければ、車で2時間少々で到着する便利なところです。
今回、友人の用具を借りて、初めてファンスキーにチャレンジしました。この「ファンスキー(Funski)」なんですが、日本ファンスキー協会のホームページによると定義は「長さ約130cm以下の短いレジャー用スキー板の総称」となっていて、呼び方自体は日本独自のもののようです。といっても、ただ単に短いだけではなく、スノーボードと同じように曲乗りを楽しむといったアプローチが注目されている、現在最先端を行くウィンタースポーツですね。短くて軽いおかげで、従来の長いスキーよりも簡単に乗れるようになること、乗用車のトランクに収まるサイズなので専用キャリアが要らないことなど、他にもいろいろメリットがあります。
去年スノーボードに初挑戦したときには、スキーとのあまりの操縦感覚の差に、結局ペースを掴めないまま終わってしまった私ですが、ファンスキーはその形こそ少し違うとは言え一応はスキー。何とか滑れるようになるかな?…と結構気楽な気持ちでゲレンデに出ました。
結果は上々。最初こそ普通のスキーとはちょっと違う重量バランスに戸惑いましたが、しばらく滑っているうちにストックを使わなくても(ファンスキーで曲乗りをするときにはストックを持ちません)滑れるようになりました。去年は転がりながら降りていた初級者向けゲレンデもす~いすい…考えてみると、去年はスノーボードしかしなかったのでスキーはずいぶん久しぶりだったんですよね。スキー歴は中学生の頃からなので、その分身体にちゃんと染みついているんでしょうか。
調子に乗ってきたので、ちょっとした曲乗りにチャレンジしてみました。まずは、後ろ向きに滑ること。ファンスキーの多くは、スノーボードと同じように前後両端が上にそり上がっていますから、後ろ向きに滑るのは普通のスキーよりも簡単です。小刻みに前向き、後ろ向きと向きを変えて回転しながら滑り降りる練習もしてみましたが、まだ動きにスムーズさがありませんね。もうちょっと練習すれば上手く行くのかも。
さらに無謀な事にもチャレンジしました。それはジャンプ台からのジャンプ。といっても、高さ50cmくらいのちょっとしたものなんですけどね。そんなに大きなジャンプ台ではないので、大したことはないかと思い、ちょっとスピードを付けて踏み切った…のが大失敗でした。見事にひっくり返って背中から落ちてしまい、しばらくは息も出来ないほどでした。ちょっと間違えば頭から落ちて一巻の終わりだったかも。…生きてて良かったですねぇ。
帰るときには、腰や膝の上当たりが痛かったですね。普段は使わない筋肉を使うものですから、どうしても無理が出てくるんでしょう。スキー場に出かけるたびに目標にしているのが「帰るときに身体に痛いところがないようにしよう」なんですが、またも挫折してしまいました。普段が極端な運動不足なので、この目標は永遠に達成できないでしょうね…。
コメントを残す